シェイクダウン9番手につけたラトバラは「我々はドライのセットアップに注力していたので、シェイクダウンのタイムは必ずしも実力を示すものではない」とフォウラーと同様の意見。
「昨日までのレッキ(下見走行)はとても大変だった。1200km近い距離を走り、あまりにも多くのコーナーの情報をペースノートに書き記していったんだ。しかし、その作業もようやく終了して、明日から始まる1万コーナーのラリーに向けて今はリラックスしているよ」
トヨタ勢最上位の8番手となったタナクは「泥の影響で非常に滑りやすい状態だったと」セッションを振り返りながら「もし、競技中に雨で濡れたステージがあったならば、今日のシェイクダウンのデータが役に立つだろう」と語った。
チームメイトと同様に難しいコンディションだったと語るラッピは「ラリー本番では違う状況になることを期待している」としながらも、「クルマの挙動は全体的に良く、特に問題はなかった」とコメント。
「明日は最初のSSから距離も長く、他のラリーのように徐々にスピードを上げていくような戦いかたは通用しない。最初からプッシュしなくてはならないが、タイヤの摩耗にも気を配っていくつもりだ」
6日(金)から競技が始まるツール・ド・コルスのデイ1は、バスティアのサービスパークを中心に4本のSSが設定されている。このうち最初のSS1と、同コースの再走となるSS3は全長49.03kmのロングステージとなっており、ドライバーは競技開始直後からタフな戦いを強いられることとなる。初日の4本のSSの合計距離は125.16km、リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は374.89kmだ。

