チーム監督の豊岡悟志は「眞貝選手、安藤(裕一)選手がグループR規定の車両相手に互角に競ってくれたのは非常に励みになりました」と語る。

「また、今回、宮本昌司チーフが最終日以外不在でしたが、中堅メカニックが普段以上の力を発揮しリーダーシップを取って一生懸命サービスを回している姿に成長を感じるとともに、任せる事の大切さを私も勉強できました。細かな点ですが、これも、いいクルマづくりにつながる私達の活動の大きな目的です」

 ドライバーの眞貝は、「ラリー前はライバルに対してまだ苦戦するかもしれないと予想していたのですが、ラリー序盤をリードする走りを見せることができました」とし、次のように続けた。

サービスで翌日の戦略について話し合う、
眞貝(左)、豊岡チーム監督(中)とGR開発統括部の佐々木(右)

「TGR Vitz GRMN Rallyの進化が思った以上に早いことに、私自身も驚いています。ただ、このラリーカーは完成形ではありませんし、やれることは今後もたくさんあると思っています。相手にジリジリ離されてしまう場面もありますから、ライバルと同じレベルで戦い続けられるよう、これからも引き続きハードワークを続けていきます」

 次戦、JRC第6戦は北海道で行われる『2018 Sammy ARKラリー・カムイ』。グラベル5連戦の3戦目にトヨタも参戦する予定だ。

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