総合2番手だったオジエが後退したことで、タナクは一気にリードを43.7秒まで広げて、シーズン3勝目に近づいた。

 タナクは「今日はセブ(セバスチャン・オジエ)と数多くのバトルを繰り広げた。全力でプッシュしたけど、特に午前中はマシンのフィーリングが悪くて苦労したよ」とコメントする。

「だから、朝は厳しい戦いだったね。(競技3日目のステージは)昨日とはまったくキャラクターが異なることはわかっていた」

「(今年トヨタに移籍した)僕にとっては新しいことだらけでアジャストするのに苦労したし、アンダーステアがひどかったよ」

 オジエに変わって総合2番手に浮上したのは、3SSでトップタイムをマークしたダニ・ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC)。そのソルドとわずか0.8秒差の総合3番手にはヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)が続いている。

 総合4番手はポイントリーダーのティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)、総合5番手にはエサペッカ・ラッピ(トヨタ・ヤリスWRC)がつけており、トヨタは3台全車がトップ5圏内だ。

 競技最終日となる19日(日)はSS16〜18の3SSで争われる。

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