ミケルセンの苦戦はデイ2最終ステージのSS7でも続く。タイヤの摩耗によってペースが上げられずこのステージを6位で終えると、総合順位ではヌービルとオジエのポイントランキング上位ランカーにポジションを明け渡すこととなってしまった。
僚友から総合首位の座を奪ったヌービルと2番手のオジエとの差はわずか0.3秒。15日のデイ3ではチャンピオンシップを争うふたりの直接対決に注目が集まる。
「僕たちは素晴らしい戦いの中に身を置き、(幸いにも)この新しいイベントをリードする良いポジションにつけている」とwrc.comに語ったヌービル。
「僕たちが直面した状況は本当に厳しいものだった。今回のコースは、今シーズン走ったどのステージとも違っていて、まったく異なる挑戦になっているんだ」と首位に立ちながらも決して楽な戦いではないことを強調した。
フィンランド、ドイチェランドに続く3連勝を目指すトヨタ勢は、午後最初のSS5で4番手に浮上したラトバラがそのまま順位をキープ。
出走順が早く苦戦を強いられているタナクは、SS7でトップタイムをマークして5番手に入った。また、SS6で10番手から7番手にポジションを上げてきたエサペッカ・ラッピもSS7で速さをみせ、タナクに次ぐステージ2番手タイムをマークしている。
競技3日目となる15日のデイ3は、サービスパークの西側エリアでSS8~11の合計6SSが行なわれる。SSの合計距離は130.62km、1日の総走行距離は306.32kmだ。


