16日(日)に行われたデイ2のSSは6本。新井はSS10でベストタイムをマークして、勝田にプレッシャーをかけていく。一方の勝田は続くSS11で新井を上回り、その差を12.5秒とする。

 しかし、SS12、13で新井が連続ベストを記録し、勝田との差は3.9秒に接近。SS14では勝田がベストをマークし、最終SSを前にふたりの差は4.5秒となる。

 運命の最終SS。新井は勝田を1.1秒上回るタイムをマークするも反撃はここまで。勝田が逃げ切り今季2勝目。新井の5連勝を阻止してみせた。

 3位には鎌田が入り、スバル勢が表彰台を独占。第5戦モントレーから4戦連続で、勝田、新井、鎌田の3人が表彰台を獲得し続けている。

勝田範彦/石田裕一が優勝を飾る

 勝田は「タフなラリーでした。特に今日はタイム差がなく、気の抜けない戦いになりました。今回は自分以上の走りができたので、進化できたという手応えはあります。接戦にならないとそこまでの運転はしないので、次戦以降のターマック(舗装路)ラリーでも同じように進化させていきたいです」とラリーを振り返った。

 そのほかのクラス、JN5クラスは川名賢/キャシー・デュロッソウ(シトロエンDS3 R3)が優勝。JN4クラスは石田雅之/遠山裕美子(トヨタ86)が制し、JN2クラスで参戦していた2017年ラリー北海道以来の優勝を果たした。

川名は今季2勝目、キャシー・デュロッソウはJRC併催のAPRCに出場した保井隆宏の代役として出場

 JN3クラスは、2018年シーズン全勝でチャンピオンを決めていた天野智之/井上裕紀子(トヨタ・ヴィッツ)がまさかのリタイア。CVTを搭載したトヨタ・ヴィッツを駆る大倉聡/豊田耕司が今シーズン初優勝を飾った。全日本選手権でCVT搭載車両が優勝するのは初となる。

CVT搭載車として初の全日本選手権制覇。大倉聡/豊田耕司の駆るトヨタ・ヴィッツ

 JN2クラスは鎌野賢志/蔭山恵(トヨタ86)が2連勝。JN1クラスは古川寛/廣田幸子(スズキ・スイフトスポーツ)が今季4勝目を飾っている。

 JRC第9戦『ラリーハイランドマスターズ2018』は10月12~14日に開催される。

2018年ラリー北海道 リザルト(PDF)

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