チームの指揮を執るトミ・マキネンは、「今シーズン2戦目で優勝し、両選手権をリードするなど素晴らしいラリーになった」と週末をふり返る。
「オットは週末誰よりも速く、このような難しいコンディションでどのように走ったら良いのかを皆に示していた。彼は今、本当に強いドライバーだと思うし、タイトルを取るために集中していた20年前の自分を見ているようだ」
「クリスとヤリ-マティにとっては困難な週末になったが、彼らもまた我々のクルマのスピードと、信頼性の高さを証明してくれたと思う」
ランキングトップに立ったタナクは「今日はパワーステージのためにタイヤを温存し、パワーステージでは思い切りプッシュした。自分でも良い走りができたと思うし、すべてがうまく進んだからリラックスしてドライブすることができた」と語っている。
トヨタ移籍2戦目も入賞を果たしたミークは「今週末の暖かな気候により、路面は僕がテストで走った時と大きく異なり、そのため力を充分に発揮できなかった。それでも、最後はチームのためにポイントを獲得できたので良かったと思う」とコメント。
悔しい結果に終わったラトバラは「気持ちはすでに切り替わり、今はもう次のラリー・メキシコを楽しみにしている」と第3戦での復調を誓った。
2019年シーズンの第3戦は3月7~10日に行われるラリー・メキシコ。第2戦とは一転し、灼熱の高地であるメキシコを舞台に争われるグラベル(未舗装路)イベントだ。
ラリー・メキシコは最高地点の標高が2737メートルに到達するなど、空気の薄さが特徴で、通常大会よりエンジン出力が20%ほど低下すると言われている。1戦で、空気が薄いことからエンジン出力が低下する。さらにこの時期のメキシコは気温30度前後の暑さとなることから熱害対策が重要となる1戦でもある。
