ホイはすでに南ウェールズにあるペンブリーのトラックでテストドライブを敢行しており、600PSを超える4WDのモンスターマシンを初体験している。
「オリバー(ベネット)と彼のチームから教えを請い、可能な限り学ぼうと思っていたけれど、実際にはとんでもなく楽しかった(笑)。スペイン戦が待ちきれない気分だよ」
スコットランド出身のホイは2019年も国内のケーターハム420R選手権などにも参戦しており、常にモータースポーツに接する4輪フリークぶりを発揮している。
また、過去にも五輪メダリストがラリークロス競技に参加した歴史があり、4度の冬季オリンピック金メダリストのトップスキーヤー、グンデ・スヴァンは1990年代初頭にヨーロピアン・ラリークロス選手権に2シーズン挑戦。トップクラスであるディヴィジョン1のトヨタ・セリカをドライブしている。
この2年間で11度の表彰台を獲得したグンデは、フランスのファルイラ戦で自身初勝利を飾ると同時に、シリーズランキング3位の好成績を残している。
また、このWorldRX世界ラリークロス選手権第2戦のバルセロナ・ラウンドには、WRCドライバーとしてシュコダ・ファビアなどをドライブしたヤニ・パーソネンもゲスト参戦し、旧友マンフレッド・ストール率いるSTARDからのエントリーでフォード・フィエスタRXスーパーカーEVO4のステアリングを握ることとなっている。


