明けた日曜のレグ2は全6ステージ。その最初のSSとなる9.34kmのSS10で総合2番手フッツネンがトップタイムを奪い、図らずもラリーリーダーの“ロシアン・ロケット”ルカヤナクにプレッシャーを掛ける形になると、続く11.34kmのSS11で岩にヒットしたシトロエンC3 R5のタイヤが再びのパンク。

 このステージもフッツネンとハバイに最速を譲ってリードが目減りした上、ここまで3戦のルカヤナクのように最終日後半の無理なスパートでクラッシュを頻発した悪夢がよぎる展開となっていく。

 しかし、今季からドライブするシトロエンC3 R5もようやく手なづけ、一味違うところを見せた“ロシアン・ロケット”は残るSS12~15までの4ステージすべてでベストタイムを刻み、59.8秒ものマージンを築いて2019年初勝利。ERC通算9勝目を手に入れることになった。

「待望の結果だ」と、ポディウムで安堵の表情を浮かべた王者ルカヤナク。「本来なら(開幕戦の)アゾレスでこうなっていたはずだが、いくつものバッドラックに見舞われた。でもその運命にようやくリベンジすることができたね。何よりも、自分のスタイルで勝てたことがうれしい」

 そしてフッツネンが2018年大会の成績に並ぶ2位表彰台を獲得。3位に地元のハバイが入り、ERCドライバーズランキングでもルカヤナクに11ポイント差をつけ首位をキープしている。

 また、STARDのシトロエンをドライブする新井大輝は、SS10でERC1ジュニアのクラス最速タイムを記録したものの、22.54kmのSS12でロールオーバーし、ラリーを終えている。

 続くERC2019年シーズン第5戦は、2017年にERCカレンダーに加わった“首都”の冠も誇らしいターマック戦、7月19~21日開催のラリー・ディ・ローマ・キャピタルだ。ローマ市街中心部で行われるドライビングパレードや、EUR地区にある“四角いコロッセオ”、イタリア文明館周辺のスペクテイター・ステージなど、魅力的なステージ群を舞台に争われる。

ERC選手権首位で母国凱旋のルカク・ハバイは、シュコダ・ファビアR5で3位表彰台と地元の期待に応えた
レグ2、新井大輝はグリップ変化した路面に足元をすくわれ、惜しくもコースオフでラリーを終えた
シーズン初、移籍後初、シトロエンでの初勝利を挙げたルカヤナク。選手権でも2位に浮上した

本日のレースクイーン

央川かこおうかわかこ
2026年 / オートサロン
TOM'S
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年3月号 No.1617

    [特集│技術系SGT関係者 覆面座談会]
    タイヤワンメイク時代の
    スーパーGTを考える

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円