一方、ラウンチに同席したジェス・スヴェン大臣も「2021年にグリーンランドでエクストリームEが開催されることを非常にうれしく思う」と応じた。
「これは、グリーンランドが自然愛好家、冒険者、野生生物探検家によって求められる美しい旅行先であるだけでなく、輝かしい未来に向けたビジネス開発のモデルであり、グローバルに訴える機会にもなる」
「気候変動の問題を強力に訴えるという、エクストリームEのビジョンにも深く感銘を受けている。これは我々政府が掲げるグリーン・アジェンダとも完璧な一致を見せているからね」
「グリーンランドは自然の豊かな国であり、現在、すべての公共エネルギー供給の約70%を再生可能エネルギー資源からまかなっている。今後数年間で、これをさらに増やすことも確約している」
エクストリームEのシーズン1スケジュールでは、残る4つのイベントも気候変動や人為的干渉によってダメージを受けた環境がピックアップされることになる。現在、その正確な候補地は調査が進行中だが、ヒマラヤやインド洋の島などが挙げられている。
これら各地ではシリーズの宣誓する「環境保護、社会的包摂性および公正な政治慣行を保護するために、地元の第三者とともに各場所で『徹底的な環境、社会、およびガバナンスの評価』を実施」するべく、調査活動と評価が続けられている。
各イベントは3日間のスケジュールで開催され、10平方km以下のエリアを使用。ルートは自然環境に手を加えることなく、地形や障害物などはそのままステージとして組み込まれる。
また、シリーズへの参入を発表しているABTスポーツラインに続き、その長年のライバルでもあるHWA AGもエクストリームE初年度からの参戦をアナウンスしている。

