すでにシリーズのアドバイザーにも就任し、マシンをドライブしたオジエは「このエクストリームEは他のあらゆるモータースポーツと異なっていて、そのことが僕自身を魅了しているんだ」と付け加えた。
「ショートステージで構成されたイベント、ODYSSEY 21のパワーとパフォーマンス、対決形式のフォーマット、そしてもちろん壮大でユニークなロケーションにより、ドライバーや自宅で観戦するファンにとっても、レースは非常にエキサイティングなものになるだろう」
「僕自身、自然と地球環境の美しさを愛するひとりであり、人の親として、子供たちに地球の未来とその環境を保全することは、個人的にも重要な戦いのひとつだと思っている。人々の慣習を変えるという挑戦にあたり、電動モビリティの可能性を追求するエクストリームEのビジョンは、その目標達成に不可欠だと思っているんだ」
ノルウェー出身のバッケルドも「スポーツとしてもエキサイティングに見えるが、世界をより良い場所にするのにも役立ちそうだ」と、オジェの意見に同調する。
「僕が生れ育ったノルウェーは本当に美しい国だが、海岸ではゴミが増え、私たち人間の行動が世界を破壊し続けていることがより一層明白になりつつある。このエクストリームEが、モータースポーツを通じてこれらの問題に前向きに取り組み、人々の関心を惹きつけることが目的だと聞いて、本当にうれしかったよ」
シリーズオーガナイザーは、参戦チームに対しドライバーズ・プログラムのリストから候補者をチームに推奨することが出来るが、チームが希望する場合はリスト・プール以外から独自の契約で参戦ドライバーを決定する権限も保証されている。
そして、彼らドライバーズ・プログラムのメンバーは、ODYSSEY 21のテスト走行機会やシミュレーター・ドライブ枠のほか、この革新的なE-SUVの構成やドライビングにまつわる細かなニュアンスに至るまで、あたゆるテクニカル情報が提供されることになっている。


