新たなワールドチャンピオンに輝いたタナクは「今の気持ちを言葉にすることは簡単ではない。この週末に感じたプレッシャーは、これまでとは違うレベルだった」と述べている。

「世界チャンピオンになることは、自分の人生の目標だった。ミスをすることは許されず、しかしタイトルを決めるためには良い結果が必要だったから、とても大きなプレッシャーを感じたし、スタート直後はいつものように走れなかった」

WRCチャンピオン獲得を抱き合って喜ぶオット・タナク(右)とマルティン・ヤルヴェオヤ(左)
WRCチャンピオン獲得を抱き合って喜ぶオット・タナク(右)とマルティン・ヤルヴェオヤ(左)

「しかし、最終的にはリラックスすることができたし、普段どおりに運転できるようになったよ」

「今朝はクルマのフィーリングがよく、いいリズムで走ることができた。しかし、それでもダニ・ソルドの方がつねに少しだけ速かったから、パワーステージで必要なポイントを獲得するのは難しいように思えたね」

「それでも全力で攻めたことが、結果的に報われた。これまで、いくつもの試練を乗り越えてきたから、ついにタイトルを獲得できて本当にうれしく思う。素晴らしい仕事で我々を支えてくれたチームに感謝する」

 総合5位に入ったラトバラは「この週末の自分の走りには満足している。一貫性のある走りができたし、ミスもしなかった。また、パフォーマンスも全体的に見れば高いレベルにあったと思う」とコメント。

 競技2日目にクラッシュがあったミークは「(最終戦となる第14戦)オーストラリアには、マニュファクチャラーズタイトルを勝ち取るために挑み、自分のベストを尽くして走る」と意気込みを語っている。

TOYOTA GAZOO Racing WRTチーム代表のトミ・マキネンと握手を交わす勝田貴元
TOYOTA GAZOO Racing WRTチーム代表のトミ・マキネンと握手を交わす勝田貴元

 トミ・マキネン・レーシングOYから4台目のヤリスWRCで参戦した勝田貴元は、競技最終日も堅実な走りで全ステージを走破。競技2日目にメカニカルトラブルがあった影響で総合では39位と低迷したものの、自身のTwitterでは「次に繋がるラリーでした」と手応えを明かしている。

 トヨタのマニュファクチャラーズタイトル防衛がかかる2019年シーズン最終戦、第14戦オーストラリアは11月14~17日に同国東海岸のコフスハーバーを中心に開催される。同イベントは狭く曲がりくねった森林地帯と速度域の高い田舎道が混ざるグラベル(未舗装)イベントだ。

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