「チームを去る前から、ヨーストはすでにフォルクスワーゲンのモータースポーツ・プログラムが2019年以降も継続的に持続するよう、戦略の策定を始めていたんだ」

 スミーツは、とくにWRCプログラムにおいて活動が延長される場合、従来とはまったく異なる3年間のサイクルになると予測している。

「我々が2019年以降も世界ラリー選手権の活動を行う場合、それはまったく別次元の3年間になるだろう」とスミーツ。

「2020年は新たなホモロゲーション・サイクルの最初の1年にあたるため、その1年のために留まっても、まったく意味のないことだからね」

「しかしまた他方では、VWの取締役会のメンバーは、つねに我々に対して“何かほかの可能性は見出せないのか”ということを求める」

 VWは2012年にシュコダ・ファビアS2000を使用してワークス活動のプレ・シーズンを開始し、2013年にポロR WRCを投入してからはドライバーズタイトルを4連覇。マニュファクチャラーズタイトルに関しても今週末の第12戦ラリーGBで4連覇を達成する可能性があり、WRCを名実ともに支配するチームとして君臨している。

VWはロードカーでの段階的な「電動化」に向けシフトすることを発表している
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就任後に早くも正念場を迎えるスヴェン・スミーツ代表
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