同時に、Mスポーツ代表であるマルコム・ウイルソンとオジエはふたりともお互いのことを称え合っている。このふたりは2011年末に契約交渉を行って以来、非常に良好な関係を維持しているのだ。

 Mスポーツがオジエと契約するのに何百万ポンドもの予算は必要無いかもしれない。しかし、彼がフォード・フィエスタRS WRCに1年しか乗らなかったとしても驚きはない。

 彼は2017年のマシンがどれくらい良くなるか知っているため、WRCにとどまって来季のラリーカーを運転する誘惑には、たしかに耐え難いものになるだろう。

 ヤリ-マティ・ラトバラとアンドレアス・ミケルセンはどうなるかといえば、トヨタかシトロエン、またはMスポーツが候補にのぼるだろう。現状はあらゆることが可能であり、あらゆることがオープンなのだ。これは今年のドライバーマーケットが閉まったと思われた数日後のできごとである。

幻となった2017年仕様のポロWRC
幻となった2017年仕様のポロWRC

 フォルクスワーゲンが撤退した場合に我々が最も残念なのは、コンストラクターズチャンピオンシップ4連覇に王手をかけているポロR WRCの2017年仕様がどれほどの名機だったのかを永遠に知ることができないことだ。

 信じられないことに、何カ月もの時間をかけ、マーカス・グロンホルムが何千マイルものテストを行った夢のWRカーがスクラップになろうとしているのだ……。

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