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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2022.02.09 15:20
更新日: 2022.02.09 15:24

アリソントランスミッションを搭載したトラックが『ダカールラリー2022』で上位を独占

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ラリー/WRC | アリソントランスミッションを搭載したトラックが『ダカールラリー2022』で上位を独占

2022年2月9日
プレスリリース

過酷なラリーレイドであるダカール2022で、アリソントランスミッションを搭載したトラックが上位を独占!

過酷な走行条件と熱戦のなか、フルオートマチックトランスミッションの幅広い優位性を実証

 スリードレヒト、オランダ、2022年1月31日(月本語抄訳版)-アリソントランスミッションは、従来車両、電動車両推進ソリューションを設計・製造するリーディングカンパニーであり、その製品は世界で最も過酷なモータースポーツ大会であるダカール2022ラリーレイドのトラック部門において、トップ10すべてとトップ20中17台の車両に搭載されました。この大会の極めて厳しい走行条件において、セミオートマチックやオートマチックマニュアルトランスミッションに対するアリソンのフルオートマチックトランスミッションの優位性が改めて立証されました。

 2022年のダカールは、サウジアラビアの砂漠地帯を通る5220マイル(8400km)の過酷なルートで争われ、元旦に港町ジェッダからスタートし、北東に向かい、そしてアラビア半島の有名なルブアルハリ砂漠に向けて南下し、14日後にスタート地点に戻りゴールを迎えました。岩だらけの道を疾走し、広大な砂地を横断し、高くそびえる砂丘を上ったり下ったりしながら、車両もクルーも限界まで力を出し切りました。

 ダカール2022のトラック部門では、60台の出場車のうちトップ20の大半にアリソン4000シリーズ・フルオートマチックトランスミッションが搭載されました。このアリソン4000シリーズ・トランスミッションは、中型および大型商用エンジンに適合しており、大型建設車両、ごみ収集車、消防車、レスキュー車、および防衛車両に世界中で広く使用されています。

 最終ランキングのトップ10は、ダカールで複数回優勝経験のある、アリソン搭載のチーム・デルーイが4つのポジションを占めました。同チームは、先日、競技用電動トラックの開発に向けてアリソンと3年間のパートナーシップ契約を締結しました。2023年のダカールには、リターダー搭載のアリソン4000シリーズを採用した新しい電動ラリートラックが出場する予定です。

 今大会では、チーム・デルーイのディーゼルエンジン搭載イベコ・パワースターが5位(ヤヌス・ファン・カステレン/マルセル・スナイデル/ダレック・ロデワルド組)、6位(マーティン・ファン・デン・ブリンク/ペーター・ウィレムセン/ベルナルド・デア・キンデレン組)、8位(ヴィック・フェステイン/テウン・ファンダル/ランディー・スミット組)に入賞しました。

 もうひとつのアリソン搭載チーム、イベコ・トラッカー(ミッチェル・ファン・デン・ブリンク/ライク・ムウ/バート・ドンケラー組)は10位に入賞しています。

 チーム・デルーイのオーナーであり、チームオーナーとドライバーの両方でダカール・ラリーを2度制したジェラルド・デルーイは、次のように語っています。

「ダカール・ラリーをはじめとするラリーレイドでは、とくにサスペンションや車軸、トランスミッションなどの機械部品にとっては本当に過酷です。硬い路面では、何時間にもわたって激しい振動が駆動系全体とトラック全体に伝わり、ダメージをもたらします」

「また、緩い砂地では、従来のクラッチ操作のトランスミッションでは低速でのトラクションに限界があります。そのため、我々のチームは2018年にアリソンの完全オートマチックトランスミッションに切り替えることで、パフォーマンスと耐久性を向上させました」

HINO TEAM SUGAWARAの日野600シリーズ・ハイブリッド
HINO TEAM SUGAWARAの日野600シリーズ・ハイブリッド

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