トヨタGRヤリス・ラリー1をドライブし、新チームのTOYOTA GAZOO Racing WRTネクストジェネレーションから今季のWRCにフル参戦している勝田貴元は、前日の総合6番手から5番手に順位を上げた。
「我々のドライバーたちも加わった接戦を、とてもエンジョイした」と語るのは、TOYOTA GAZOO Racing WRTのチーム代表を務めるヤリ-マティ・ラトバラ。
「このようなポジションにいるときは本当に強いということを、カッレ(・ロバンペラ)は今回も示した。最後から二番目のステージ(SS10)のタイムは驚くべきもので、今回のようなハイスピードなラリーでは、そう簡単には築くことができないようなタイム差だった」
「彼はもちろん有利な位置にいるが、エルフィン(・エバンス)もそれほど大きくは離されていない。今回も、彼らには最後までフェアに戦ってもらいたいと思っている」
「また、エサペッカ(・ラッピ)もいい位置につけているので、明日は3位争いをしてくれることを期待している。最後に、今日は(勝田)貴元にとってもポジティブな1日だったので、本当にいい1日になった思う」
前戦モンテカルロでデビューしたトヨタGRヤリス・ラリー1による初優勝の期待がかかる競技最終日、27日(日)のデイ3は、サービスパークが置かれているウメオの北西エリアで、日中のサービスを挟むことなく2本のステージを各2回走行する。SS16~19まで計4本のSSの合計距離は56.84km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は353.48kmだ。この内、最終ステージのSS19はステージトップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーにボーナスポイントが与えられる“パワーステージ”となっている。


