競技最終日を前に総合5番手につけたのは、ティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1)だ。彼は前日の終盤にメカニカルトラブルで総合7番手に下がったが、デイ3では午前中にふたつ順位を上げて5番手につけると、ロングステージのSS15でベストタイムを記録し、ソルドから1分近くあったタイム差を30.1秒にまで縮めている。

 Mスポーツ・フォード勢はトップから約4分遅れてクレイグ・ブリーン(フォード・プーマ・ラリー1)とピエール-ルイ・ルーベ(フォード・プーマ・ラリー1)が総合6番手、7番手に並んだ。総合8番手のオット・タナク(ヒョンデi20 Nラリー1)を挟んでアドリアン・フルモー(フォード・プーマ・ラリー1)が総合9番手となっている。

 一方、ガス・グリーンスミス(フォード・プーマ・ラリー1)はSS13で土手にヒットしたことで足回りを損傷。これが原因でデイリタイアとなった。

 また、前日にまさかの両者デイリタイアとなった“ふたりのセブ”はデイ3で再スタートを切ったものの、元9連覇王者セバスチャン・ローブ(フォード・プーマ・ラリー1)がSS11でターボトラブルに見舞われてストップ。同じステージでは現チャンピオンのセバスチャン・オジエ(トヨタGRヤリス・ラリー1)がドライビングミスからコースオフを喫した。8冠王者はその後、午前中のループを走りきったがふたたびのデイリタイアとなっている。

 ラリーの最終日となる22日(日)のデイ4は、サービスパークの北東エリアを舞台に計5本のSSで争われる。その中に含まれるSS19/21“ファフェ”は、ビッグジャンプと大勢の観客が集うことで知られる名物ステージだ。今戦の最終SS21となるファフェの2本目は、ステージトップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーにボーナスポイントが付与される“パワーステージ”となっている。デイ4のSSの合計距離は48.87km。リエゾン(移動区間)を含む1日の総走行距離は291.95kmだ。

クレイグ・ブリーン(フォード・プーマ・ラリー1) 2022年WRC第4戦ポルトガル
クレイグ・ブリーン(フォード・プーマ・ラリー1) 2022年WRC第4戦ポルトガル
ティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1) 2022年WRC第4戦ポルトガル
ティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1) 2022年WRC第4戦ポルトガル
ピエール-ルイ・ルーベ(フォード・プーマ・ラリー1) 2022年WRC第4戦ポルトガル
ピエール-ルイ・ルーベ(フォード・プーマ・ラリー1) 2022年WRC第4戦ポルトガル
SS15で総合首位に浮上したカッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2022年WRC第4戦ポルトガル
SS15で総合首位に浮上したカッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2022年WRC第4戦ポルトガル

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