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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2022.05.24 13:40
更新日: 2022.05.24 17:37

スバル 2022全日本ラリー第4戦丹後 ラリーレポート

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ラリー/WRC | スバル 2022全日本ラリー第4戦丹後 ラリーレポート

2022.05.21 - 全日本ラリー選手権 第4戦 YUHO RALLY TANGO supported by Nissin Mfg Leg1

苦闘のなか上位を目指すSUBARU勢

 5月21日(土)、2022年全日本ラリー選手権第4戦『YUHO RALLY TANGO supported by Nissin Mfg』の競技初日が行われました。スバルWRX STIの鎌田卓麻/松本優一がJN1クラスの5番手、新井敏弘/田中直哉がJN1クラスの7番手につけており、さらなる順位アップを目指して最終日に挑みます。

■打開策を探る新井、トラブルを乗り越え順位を維持した鎌田

 全8戦で開催される2022年シーズンの全日本ラリー選手権。その折り返しとなる第4戦は、丹後半島を舞台として開催されます。5月21日(土)に行われた初日は、終日曇り空で路面はドライという、安定したコンディションのもとで行われました。

 SUBARU勢は、SS1で新井が6番手タイムをマーク、その新井から0.1秒差の7番手タイムで鎌田が続くかたちでスタートを切ります。鎌田は続くSS2、SS3と順調にタイムを伸ばしますが、午後のステージに入ってリヤデファレンシャルにトラブルが発生。SS5ではガードレールにヒットしてしまいますが、このSSのトップタイムから8.7秒差と、タイムロスを最小限に抑えてJN1クラス5番手のポジションを守り、この日をフィニッシュ。サービスでマシンを修復し、最終日にポジションアップの機会を狙います。

 一方の新井は、持ち込んだセットアップが路面と合わず、SS1とSS5で刻んだ6番手タイムが最上位という戦いを強いられます。原因を究明してペースアップを図るべく、最終日に向けた準備を進めています。

 なお、スバルBRZが参戦するJN3クラスでは、竹内源樹/木村悟士がクラス首位と8.6秒差の2番手につけています。逆転を期して、最終日に行われる6SSに臨みます。

■鎌田卓麻「クルマを修復してまだまだ頑張ります」

 鎌田は、「SS1では失敗してしまいましたが、徐々に調子が上がり、そのままのペースを維持していきたいと思っていました。SS5ではリヤデファレンシャルにトラブルが出て、ガードレールにヒットしてしまったものの、足まわりなどへの影響はありません。今日は下り主体のステージ構成でしたが、明日は上り主体となるので、クルマには優しくなるかなと思います。上位の選手とは少しタイム差が離れてしまっていますが、クルマを修復してまだまだ頑張ります」と、最終日に向けて前向きなコメントを残しています。

 一方、打開策を探る新井は、「不調の原因がまったく分からないので、今日の走行データを全部出して確認しないといけませんね。今回はセッティングとタイヤが合わなかったのが大きかったですね。足まわりを柔らかめにしてきたのが、外れてしまいました。熱に関して大きな問題はありませんが、明日に向けて『コレ』という答えがないのが辛いところです」と、振り返りました。

 競技最終日の5月22日(日)は、SS7~SS12の6SSで争われます。初日に走行した3SSを2度逆走するかたちで構成され、SS走行距離は55.92km。それぞれポジションアップを目指すSUBARU勢の力走に応援をよろしくお願いします。

新井敏弘/田中直哉組(富士スバル AMS WRX STI) 2022全日本ラリー第4戦丹後
新井敏弘/田中直哉組(富士スバル AMS WRX STI) 2022全日本ラリー第4戦丹後

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