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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2023.06.03 07:10
更新日: 2023.06.03 12:25

タイム差コンマ1秒。小雨降る最長のデイ2で、ラッピとオジエのトップ争いが加熱/WRCイタリア

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ラリー/WRC | タイム差コンマ1秒。小雨降る最長のデイ2で、ラッピとオジエのトップ争いが加熱/WRCイタリア

 そのヌービルを27.5秒差で追うロバンペラは、午前中は滑りやすい路面に苦戦し8番手と順位を落とすも、午後は雨の影響でルーズグラベルの“掃除役”の荷が軽減された。このことも手伝い徐々にペースアップした最年少王者は、一日の最後のSS7でステージウインを達成。同時に総合順位を3つ上げ、総合4番手となっている。

 SS2でベストタイムをマークした勝田は一時総合3番手までポジションを上げたが、SS4であわや崖下に転落というヒヤリとする場面があり、これによって約20秒を失ってしまう。総合5番手で迎えた午後のループは、ヌービルや僚友のエルフィン・エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1)らと順位を争い、最終的にロバンペラから1.3秒差の5番手で競技2日目を終えた。

 SS6終了時点で4番手につけていたエバンスは、最後のロングステージで右フロントタイヤのパンクに見舞われたため、チームメイトから18.2秒遅れての6番手となっている。このトヨタ勢と順位を争っていたMスポーツのオット・タナクは、フォード・プーマ・ラリー1のウォーターポンプの不具合を克服した後、エバンスと4.2秒差の総合7番手でデイ2最後のステージを終えた。

 一方、僚友のピエール-ルイ・ルーベ(フォード・プーマ・ラリー1)はSS7でコースオフを喫しデイリタイアに。彼のマシンはSS5のスタート前にギアが入らないトラブルが出ていたが、全長50km弱のステージで発生したアクシデントがこれに関連するかどうかは不明だ。

 総合トップ10リザルトには、7番手タナクの後方にWRC2リーダーとなったサミ・パヤリ(シュコダ・ファビアRSラリー2)が8番手で続き、アドリアン・フルモー(フォード・フィエスタ・ラリー2)が9番手、現クラス王者のエミル・リンドホルム(シュコダ・ファビアRSラリー2)が10番手となっている。

 ラリー・イタリア・サルディニアの競技3日目となる3日(土)は、オルビアのサービスパークを中心に、4本のステージをミッドデイサービスを挟んで各2回走行していく。計8本のステージの合計距離は133.62kmで、これはデイ2に匹敵する長い一日となることを意味する。また、デイ3は前日よりもさらに西側のエリアで競技が行われるためリエゾン(移動区間)距離は426.80kmと長く、一日の総走行距離は560.42kmに達する予定だ。

ティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1) 2023年WRC第6戦ラリー・イタリア・サルディニア
ティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1) 2023年WRC第6戦ラリー・イタリア・サルディニア
オット・タナク(フォード・プーマ・ラリー1) 2023年WRC第6戦ラリー・イタリア・サルディニア
オット・タナク(フォード・プーマ・ラリー1) 2023年WRC第6戦ラリー・イタリア・サルディニア
勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2023年WRC第6戦ラリー・イタリア・サルディニア
勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2023年WRC第6戦ラリー・イタリア・サルディニア


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