LMP1マシンのトップスピードをマークしたのはプライベーターのバイコレス・レーシングチームが走らせる4号車ENSO CLM P1/01・ニスモで、最高速は時速336.0km。全体の順位では前述の47号車を含む3台のダラーラに次ぐ4番手だった。

 一方、LMP1ハイブリッドでは、8号車トヨタTS050ハイブリッドが全5台中トップとなる時速330.8kmを記録したが、全体では14番手となっている。

 LMP2マシンはストレートでは速いものの、同クラスのベストタイムはネルソン・パンチアティシがシグナテック・アルピーヌ・マットムートの35号車アルピーヌA470(オレカ07)・ギブソンで出した3分28秒146で、小林可夢偉が7号車トヨタでマークした3分18秒132と比べ、約10秒遅い。

WECではLMP2全チームがしようしているオレカ07・ギブソン。35号車と36号車はアルピーヌA470・ギブソンとして参戦
WECではLMP2全チームがしようしているオレカ07・ギブソン。35号車と36号車はアルピーヌA470・ギブソンとして参戦

 パンチアティシは、マシンがスピードアップしたことによって、ストレートでGTEマシンをキャッチすることが容易となり、LMP2ドライバーはこれまでより楽にトラフィックを処理することができるようになったという。

「トップスピードが昨年よりずっと速くなっているから、GTマシンにすぐに追いつけるようになった。おかげで彼らをオーバーテイクするのがすごく簡単になったんだ」

「しかし、ラップタイムが速くなった分、以前よりも彼らと遭遇する機会も増えるだろう。その点については、うまくやっていく必要があるね」

唯一のアメリカ製シャシーとなる43号車ライリーMk30・ギブソン
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