──今回はトヨタ・GRスープラGT4での参戦となりますね。
奥本:しっかりとスープラGT4でニュルを学び、いつの日かGT3でここニュルに参戦できるように一歩ずつ着実にステップアップをしていくことを目標としています。
昨年にはスーパー耐久にTKRI松永建設の、そしてスーパーGTのセパン戦にグッドスマイルのメルセデスAMG GT3をドライブして出場する機会をいただいてから、すごく刺激を受けていて、興味を強く持っているカテゴリーです。
IMSA、ニュル24時間はもちろんのこと、GTワールドチャレンジやスパ24時間、WEC、ル・マン24時間レース等、世界中のGT3レースをオンラインで観戦する中で、激しくコンペティティブな戦いに相当な刺激を受けており、その中で自分もいつの日か走れるようになりたいという目標を立てています。
そういった部分で僕も将来的にGT3のプロフェッショナルになりたいという気持ちが芽生え、その目標のためにも今年スープラのGT4をドライブする機会を与えていただいたこともあり、後々GT3へステップアップを目指せるようにしっかりと着実に学びたいと思っています。
普段は会社員としてモータースポーツ関連のカーショップに勤務しながら、さまざまな挑戦を重ねていくべく、全力を尽くします。
──初めて参戦されるニュル24時間レースですが、それに向けてご自身はどんな準備をされていますか?
奥本:暗い状態だったり、雨が降ったり、コースもとにかく広いということもあって半周部分がドライで半周部分がウエットというコンディションもありますので、とにかくいかなる場面でもしっかりと対応できるように、一周ごとに状況をしっかり理解しながら走り、可能な限り経験を積み重ねるというのが、実車で与えられた時間にできることだと思います。
他にはシミュレーターでひたすら走り込んでいます。幸いにも勤務先にシミュレーターがありますので、社長の理解の下でトレーニングに活用させていただいいています。
すべてのコーナー名やコード60、ダブルイエローが出る場所もすでに暗記するなど、実車でドライブする部分以外の準備は日々重ねていますが、とにかく気を抜かず、慢心せずに安全第一で走ることが大事だと思います。
その点はスーパー耐久シリーズで数多くのことを経験し、学ぶ機会を与えていただいたことが大きな基礎となり、ニュルでの走行に活かせていると実感しています。常日頃オーディションされているという気持ちでしっかり頑張りたいですね。
──今年の奥本選手のレース活動はどのような予定ですか?
奥本:トーヨータイヤのプロジェクトでは、NLSの開幕戦とニュル24時間レースの予選レース(4月)と決勝です。また、日本国内の活動においては86BRZカップにはスバルチームでシリーズ参戦をしますが、残念ながらニュル24時間レースのレースウイークとSUGO戦が重なっているので、その一戦は休場する事になります。
スーパー耐久シリーズは富士24時間レース等どこかでスポット参戦をさせていただける機会が訪れることを願っています。
その中でもやはり今年初参戦となるニュル24時間レースは、僕のキャリアの中では新たな大きなチャレンジ、そして転機となる事は間違いありませんね。


