5日に行われたFIA 世界耐久選手権(WEC)第2戦スパ・フランコルシャン6時間のフリー走行2回目は、ステファン・サラザン/マイク・コンウェイ/小林可夢偉組のトヨタTS050ハイブリッド6号車がトップタイムをマーク。アンソニー・デイビッドソン/セバスチャン・ブエミ/中嶋一貴の5号車も2番手につけ、トヨタが初日のトップ2につけた。

 1回目のフリー走行を3番手と5番手で終えたトヨタ2台は、現地16時過ぎから行われた2回目のフリー走行で、6号車を駆るサラザンが1分58秒556を記録してタイムシートの最上位につけると、5号車の中嶋一貴も1分58秒771と6号車に続くタイムをマーク。2台揃って好スタートを切った。

 FP1トップのポルシェは3番手と4番手。それでも1号車は、FP1でハートレーが初日の総合ベストをマークするなど、難コースのスパでも高いパフォーマンスを示している。

 失格騒動で開幕戦の優勝を逃したアウディ勢は、マルセル・ファスラー/アンドレ・ロッテラー/ブノワ・トレルイエ組の7号車が5番手タイムを記録するも、ルーカス・ディ・グラッシ/ロイック・デュバル/オリバー・ジャービス組の8号車はフロントアクスルのトラブルで、90分のセッションに参加することができなかった。

アウディR18
アウディR18

 LMP2クラスでは、今季からオレカ・ニッサンのパッケージで参戦しているマノーが、元F1ドライバーのロベルト・メリのベストタイムで初のクラストップに。LM-GTE ProはAFコルセの51号車フェラーリ488 GTEを駆るジャンマリア・ブルーニとジェームス・カラド組、LM-GTE AmクラスはAFコルセ83号車のフェラーリ458 イタリアが、それぞれクラス首位で初日を終えている。

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