一貴は、ポールポジションを獲得した1号車ポルシェ919ハイブリッドのアール・バンバーとほぼ同等のタイムを記録したものの、同時に走るLMP2カーに行く手を阻まれタイムをロス。

 また、一貴から代わったブエミもトラフィックに悩まされタイムが伸びず。その結果、8号車トヨタはトップから0.195秒差の3番手となり、明日の決勝はセカンドロウから臨むこととなった。

 14日に続き降雨が予想される決勝レースについては金曜会見でも語ったように「2013年のよう(レースができないような状況)になってもおかしくはないかな……と。そうならないことを願っていますけど」とコメントしながらも「今日、ポールポジションを獲得していたら別にそれでも良かったんですけど(笑)」とユーモアも交えてみせた。

 0.195秒差で敗れたポールポジション争いについて、「トラフィックがなければふたりともコンマ3~4秒縮められ、間違いなく1分34秒台に入れた。クルマ的にはポールを取れるだけの力があったと思う」と一貴。

 両名ともウエットタイヤでアタックを行なったが「チームは予選直前までインターミディエイトタイヤを使用することも考えていたことに加え、ピットレーン出口で待機したくなかったこともありコースインが遅れました。その結果、トラフィックに捕まってしまった」という。

7号車トヨタを駆る中嶋一貴
7号車トヨタを駆る中嶋一貴

 そんな8号車トヨタから大きく遅れをとることとなった7号車トヨタは、ロペス、可夢偉の順でアタックを行なっていくが、3回目のプラクティスと同様にタイムが伸びず。LMP1-H勢では唯一、各人の自己ベストタイムとラップの両方で1分35秒台に入れないという“異常事態”に見舞われた。

 計測1周目は1コーナーで飛び出してしまった言う可夢偉は、トップに1.470秒という大差をつけられた予選結果について「マシンに問題があったわけではないです。セットアップの差で単純にクルマが遅すぎた」と振り返った。

 同じウエットタイヤのなかでも「(最初にアタックした)ロペスと同じタイヤ、違う種類のタイヤの両方を試したが、タイムは変わらなかった」と言う可夢偉。

「現状、雨量にかかわらずグリップが得られていない状態。マシンバランスを調整したところで1秒以上(タイムが)上がるわけじゃないので、グリップがないとしか言いようがないです」

 明日の決勝に向けては「データを見直して、問題点をひとつひとつ潰していくしかないですね」と語った。

 15日(日)に実施される6時間の決勝レースは11時にスタートが切られ、17時にチェッカーを迎える。

ホセ-マリア・ロペス(左)と小林可夢偉(右)
ホセ-マリア・ロペス(左)と小林可夢偉(右)

本日のレースクイーン

弓川いち華ゆみかわいちか
2026年 / スーパーGT
Pacific Fairies
  • auto sport ch by autosport web

    20歳でスーパーGTの最高峰に挑む“新人”小林利徠斗に迫った『FORMATION LAP』2026年第1弾が6月5日に公開

    ふつうとちょっとズレてる──20歳で最高峰に挑む新人ドライバー【FORMATION LAP Produced by auto sport】2026 Episode 1

  • auto sport

    auto sport 2026年8月号 No.1622

    [特集]│多│角│検│証│
    なぜ、日本人はF1で勝てないのか?
    いつか夢を実現するために過去から学ぶ

  • asweb shop

    掘り出し物満載の特別企画『モデルカー祭り!』がautosport web shopで開催中。6月25日まで

    レア物や特別価格商品が満載!
    6月25日まで