こうしたなか、現在まで進退を明らかにしていないTOYOTA GAZOO Racingが来シーズン以降の参戦を継続することとなれば、2018/19年に行われる“スーパーシーズン”のLMP1クラスには、今シーズンを上回る6台以上のエントリーが集まる見込みだ。

 なおジネッタは10月上旬、最初のオーダー品としてスペアを含む3台のマシンをあるチームに販売したと発表。ただし購入チームは明らかにされておらず、もし前述のチーム以外が購入者である場合は、さらにエントリーが増加する可能性も考えられる。

 ジネッタのローレンス・トムリンソン会長は「マノー、TRSレーシングとともにプログラムを進められることに満足している」と語った。

「新たな挑戦に関わるチームと我々ジネッタ、そしてすべてのスポンサーにとって、大きなチャンスとなるだろう。世界最高峰のレベルの耐久レースを戦うことは、もっとも厳しい技術的課題のひとつだからね。そんな挑戦をともに楽しめるパートナーが居ることは素晴らしいことだ」

 LMP2からのステップアップを果たすマノーのジョン・ブース代表もまた「LMP1への参戦が決まり、とてもにうれしいよ」と喜びのコメント。

「チームは過去2年間、この耐久シリーズについて学んでおり、LMP1へのステップアップは正しい選択だと確信している。我々はジネッタのスタッフや活動実績を知っており、ともに協力して競争力のあるLMP1パッケージを開発できると信じているんだ」

P2のデザインを下敷きにした新型ジネッタLMP1は、すでに3台を受注したという

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