プレスインフォメーション
2016年6月09日
ル・マン24時間レース テストデー

ポルシェ919ハイブリッドが郊外の公道を320km/h超で走行
ドイツ. ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:Dr.オリバー・ブルーメ)が参戦する2016年のル・マンのイベントが始まりました。ポルシェチームは、6月18日から19日に開催される24時間レースに向けて、公道9.2kmを含む1周13.629kmのサルテサーキットで走行できる唯一の機会となるテストデーへ2台のポルシェ919ハイブリッドで参加しました。公道には、有名なミュルサンヌ・ストレートも含まれ、900PSを発揮するポルシェのル・マン・プロトタイプ(LMP1)の速度は320km/hを大幅に上回ります。

テストデーの午後早くにマーク・ウェバーがポルシェ919ハイブリッドの最速ラップである3分22秒270を叩き出しました。このオーストラリア人ドライバーは、ティモ・ベルンハルト(ドイツ)およびブレンドン・ハートレー(ニュージーランド)とチームを組みます。FIA世界耐久選手権(WEC)の現チャンピオンである919ハイブリッドはWECにおける究極のハイライトであるル・マン24時間でカーナンバー1をつけて走ります。
カーナンバー2をつけたもう1台のポルシェ919ハイブリッドのニール・ジャニは、3分22秒334のラップタイムを記録し、カーナンバー1に劣らぬラップタイムで走行しました。スイス人ドライバーであるジャニは、チームメイトのロマン・デュマ(フランス)およびマルク・リーブ(ドイツ)とともに、今シーズンのWECドライバー部門をリードしています。
この日、特に午前中は路面が滑りやすくなっていましたが、昨年とは違い、雨は降りませんでした。2台のポルシェ919ハイブリッドは7時間半で合計173周(2,357.8km)を走行しました。午後のセッションでは、残り30分となった17時30分に起きたアクシデントにより激しく損傷したガードレールの修理のためレッドフラッグが出されました。ベストタイムはカーナンバー8のアウディが記録した3分21秒375でした。