8号車アウディR18
8号車アウディR18

■予選1回目はポルシェワン・ツー。トヨタが続く

 夕暮れ時の現地時間22時にスタートした予選1回目はドライで進行した。ル・マン24時間は16日に行われる予選2回目、予選3回目とこの予選1回目の最速でグリッドが決定することになる。

 LMP1勢では、アウディ8号車はフリープラクティスでのクラッシュの修復が間に合わず、セッション開始時にはコースインできず。また、火災に見舞われた4号車CLM P1/01・AERは予選1回目に出走しなかった。

 途中、5号車トヨタをドライブするセバスチャン・ブエミがミュルサンヌでストップ。1分ほど停止してしまうが、ブエミはシステムをリセットし、ふたたびコースに復帰することに成功する。

 そんな予選1回目では、ジャニがドライブした2号車ポルシェ919ハイブリッドが3分19秒733というタイムをマークし、暫定ポールポジションを獲得。2番手はティモ・ベルンハルトがドライブした1号車ポルシェとなった。

 3番手にはサラザンがドライブした6号車トヨタTS050ハイブリッドが続き、アンソニー・デイビッドソンがドライブした5号車トヨタが4番手、トヨタ勢は暫定ながら2列目グリッドにつけている。LMP1-Hのタイム差は僅差で、トヨタにとってはドイツの2ワークスにタイムで置いていかれてしまう2015年のような状況はなさそうだ。

 LMP2クラスは、G-ドライブ・レーシングの26号車オレカ05・ニッサンが最速。35号車、36号車とアルピーヌA460・ニッサン勢が2〜3番手に続いた。平川の46号車オレカは7番手、松田の乗り込む47号車オレカは9番手となった。中野信治の34号車は19番手で予選1回目を終えている。

 5ワークスが争うLM-GTEプロクラスは、今季参戦を開始したフォード・チップ・ガナッシ・レーシングがワン・ツーを占めた。最速となったのは68号車で、69号車が2番手。3番手には51号車フェラーリが続いたが、4〜5番手にもフォードが続いている。

 LM-GTEアマクラスでは、澤圭太も乗り込むクリアウォーター・レーシングのフェラーリ458が予選1回目の最速に。山岸大が乗り込む50号車シボレー・コルベットC7-Z06は5番手となった。

68号車フォードGT
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