ハイダウンフォース仕様の新たなエアロパッケージを投入し、決勝での巻き返しに期待のかかったトヨタTS050ハイブリッド勢だが、チョイスしたタイヤが路面温度に対して「高く見積もり過ぎていた」ため本来のペースを発揮できず、異なるコンパウンドのタイヤに交換を余儀なくされる。その後は好ペースでの走行を続けていたが、トヨタ5号車と6号車の2台は不運な接触やマシントラブルに見舞われ、好結果を残すことは叶わなかった。

LMP2クラスは、36号車のシグナテック・アルピーヌが第2戦のスパ、第3戦のル・マン24時間に続いて3連勝を飾った。LM-GTE ProクラスはAFコルセ51号車のフェラーリ488GTE、LM-GTE Amクラスはアストンマーチン・レーシング98号車のV8バンテージがそれぞれクラス優勝を飾っている。




なお、LM-GTE Amクラス3位に入賞したKCMG78号車のポルシェ911RSRは、レース後の車検でマシンの車高が規定を下回っておりレース結果から除外された。これにより、4位でフィニッシュしていた、山岸大の所属するラルブル・コンペティション50号車が繰り上がりで3位入賞となった。
ル・マン/WEC ニュース
WEC第4戦ニュル決勝はポルシェ1号車が今季初V。 トヨタ勢は不本意な結果に
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