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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2016.07.27 15:57

ポルシェLMP1チーム WEC第4戦ニュルブルクリンク レポート

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ル・マン/WEC | ポルシェLMP1チーム WEC第4戦ニュルブルクリンク レポート

カーナンバー1のレース展開:
 スタート直後、ティモ・ベルンハルトはカーナンバー8のアウディを抜き、3位から2位にポジションを上げます。15周目以降、彼は首位を走るカーナンバー7のアウディにアタックしますがオーバーテークには至りませんでした。最初のピットストップの直前、カーナンバー1のポルシェがようやく先頭に出ます。31周を終了した後のピットストップで、給油、タイヤ交換、ドライバー交代を行いましたが、ポルシェのピットクルーは他のどのチームよりもすばやく作業を完了しました。これによりブレンドン・ハートレーがレースをリードしましたが、プレッシャーがかかります。45周目および48周目に、ハートレーは2台のアウディに先行され、3位に後退します。チームはタイヤ空気圧の低下を検出し、予定より早いピットストップを指示します。53周を終了して、ハートレーはクルマをマーク・ウェバーに託しました。ウェバーは86周走行後にトップでベルンハルトと交代します。レース後半に突入した直後、3回目のフルコース・イエロー(FCY)が出され、この間に2台ともピットに入ります。109周目からハートレーが再びステアリングを握ります。この時点で、タイトルディフェンダー達は2位のポジションで走行していました。そして4回目のFCYの間140周目にウェバーにドライバー交代し、首位に立ちます。165周終了後、5回目のFCY中にベルンハルトがコックピットに乗り込みます。194周でレースがフィニッシュとなり優勝を決めました。

カーナンバー2のレース展開:
 スタート後ニール・ジャニは4位のポジションをキープします。22周目、第1コーナーで3位のカーナンバー8のアウディにアタックし、パスするかと思われましたが、ブレーキングでリアのグリップを失い、コースアウトしてしまいます。しかし、ジャニは4位で走行を続けました。30周終了後、マルク・リーブにドライバー交代しました。もう1台の919ハイブリッドがスローパンクチャーでピットに戻り、2台のアウディが予定のピットストップを行うと、57周目にリーブが首位に立ちます。62周を終え、彼はクルマをロマン・デュマに託します。91周終了後、カーナンバー2のドライバー達は2回目のFCYのチャンスに恵まれ、再度ピットストップとドライバー交代を行います。その後、交代したジャニが首位をキープしました。3回目のFCY中、108周走行後のピットストップから、リーブの悪夢のスティントが始まります。138周目、彼がGTE-Amクラスのポルシェ(カーナンバー88)を抜こうとした際、接触してしまいます。139周目以降、ノーズコーンを付け替えたジャニは2位で走行を続けますが、ほどなく首位を奪還します。147周終了後、彼は先の接触によるドライブスルーペナルティにより、3位に後退します。156周目、ジャニはカーナンバー8のアウディのオーバーテークを試みますが、コースの外に押し出されます。これにより、ジャニは2台のアウディに挟まれることになりました。2位および3位のポジションを争う3台は、時折接触が発生するほどのスリリングなバトルを展開しました。165周目に5回目のFCYが出され、その間に次のピットストップを行いました。172周後、運営側からリアの修理が指示され、予定にないピットストップを行いました。ジャニがチェッカーまでドライブし、4位でフィニッシュしました。

WECニュルブルクリンクで優勝を飾ったポルシェLMP1チーム
WECニュルブルクリンクで優勝を飾ったポルシェLMP1チーム


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