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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2016.07.27 15:57

ポルシェLMP1チーム WEC第4戦ニュルブルクリンク レポート

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ル・マン/WEC | ポルシェLMP1チーム WEC第4戦ニュルブルクリンク レポート

レース後のコメント:
ポルシェAGの研究開発担当役員ミヒャエル・シュタイナー:
「厳しいレースでしたが、私達は長い間戦ってきています。祖国での優勝をとても喜んでいます」。

LMP1担当副社長フリッツ・エンツィンガー:
「すばらしいの一言です。私達は過去10戦中9戦で勝利を飾っています。これには、ル・マン24時間レースでの2勝も含まれます。この結果を持って夏休みに入ることができます。これ以上望むことはありません。カーナンバー2は残念でした。この車両も十分に優勝を狙うことができるポジションでした。しかし、4位も立派な結果です。私達はすばらしいレースとモータースポーツの真髄を目の当たりにすることができ、今はメキシコ戦を愉しみにしています。それまで、ここニュルブルクリンクのチームとヴァイザッハのチームの全員がすばらしい休暇を過ごせるよう願っています」。

チーム監督アンドレア・ザイドル:
「サーキットとヴァイザッハのチームの全員が勝ち取った結果を誇りに思います。カーナンバー1のクルー達は、私達の919ハイブリッドのポテンシャルのすべてを引き出し、ほとんど問題も発生しませんでした。スローパンクチャーも、ピットストップの回数に影響しませんでした。残念だったのは、カーナンバー2が不運なアクシデントに見舞われ、トップを譲らざるを得なかったことです。私達は、マニュファクチュアラー部門でのポイント差を広げ、カーナンバー2のドライバー達も、ドライバー部門の貴重なポイントを稼ぎました。今シーズン3つ目となるエアロパッケージも今日のレースに間に合いました。その裏には大変な努力がありました。というのも、これはル・マンの準備と並行して進められたからです。そして、この新しいパッケージは、週末を通してその威力を発揮しました。私達のクルマは明らかにサーキットにおいて最速であり、この勢いに乗って今後の海外戦に臨みたいと思っています」。

ポルシェ919ハイブリッド(カーナンバー1)のドライバーのコメント
ティモ・ベルンハルト(35歳、ドイツ):
「レース序盤、私は2位にポジションを上げることができ、トップにプレッシャーをかけ続けました。最初のスティントでは、2、3回、トップを走るアウディに並びかけました。一旦はオーバーテークしたのですが、GTクラスのトラフィックに集中していたためブレーキングポイントを逃し、アウディに抜かれてしまいました。2回目のスティントでは、ファステストラップを記録することができました。最終スティントも簡単ではありませんでした。私にとって、今日の勝利の味は格別です。これまで厳しい戦いで、それはここ故郷の地でも同じでしたが、チャンピオンシップ最初の3戦の不運を跳ね返す原動力となりました」。

ブレンドン・ハートレー(26歳、ニュージーランド):
「ポルシェ、メカニック、エンジニア、ティモそしてマークに感謝しています。再び表彰台の頂点に立ったときの気分は最高でした。レース序盤は順調で、最初のピットストップではピットクルーによる素早い作業のおかげでトップのアウディを抜くことができました。その後はトラフィックに手こずり、スローパンクチャーにも見舞われてピットに予定より早く戻らなければなりませんでした。2回目のスティントは、もっと愉しむことができました。コースがクルマのバランスにとても合っているようでした。アウディを退けて首位に立つことができました」。

マーク・ウェバー(39歳、オーストラリア):
「ポルシェが自国での優勝を果たすことができ、とても嬉しく思っています。手強いライバル達を相手に、すばらしい戦いをしました。今シーズン、苦戦を強いられていたカーナンバー1のメカニック達にとって、今日は最高の日となりました。マニュファクチュアラー部門のポイントを獲得することもできました。決勝当日のサーキットのコンディションは、それまでとはまったく異なりましたが、私はクルマのパフォーマンスおよび自分達のドライビングにとても満足しています。今日のレースは混乱気味で、FCYでタイムをロスしました。これは、私の前のクルマがレギュレーションで規定された80 km/hを下回る速度で走行していたからです。そして、カーナンバー2はドライブスルーペナルティを課されてしまいました。我々はサーキットでアウディとすばらしいバトルをしていましたし、幾度かの接触もはまったく気になりませんでした。私にとって今日一番大事だったのはアウディに勝つことでした」。


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