9日に行われたチャレンジでは、大改造を受けた『ポルシェ919ハイブリッドEvo』にポルシェ・ワークスドライバーのジャニが乗り込みアタックを開始。

 シーズン中はラップあたり6.37MJに制限されていたエネルギー回収量をフルスペックの8.49MJとし、最大レベルのハイブリッドブーストを使用したラップのベストタイムは1分41秒770となり、史上最速と言われる2017年規定のF1マシンが記録したレコードタイムを0.783秒上回ってみせた。平均速度は245.61km/h、最高速度は359.6km/hをマークしている。

「ポルシェ919ハイブリッドEvoは『とんでもない!』という他ないよ」と語ったジャニ。

「このマシンは間違いなく僕がこれまでに乗ってきたなかで最速のクルマだ。増大したダウンフォース(とミシュランが用意したタイヤ)によるグリップレベルはまったく新しい次元で、これほどまでのグリップレベルは事前に想像できなかった」

「また、要求される反応速度もWECとはまったく違っていた。今日のラップは、去年のWECのポールタイムより12秒も速かったんだ! このチャレンジに関わらせてくれたポルシェに感謝しているよ」

 ポルシェは今後、5月12日にドイツで開催されるニュルブルクリンク24時間の決勝レース前にデモンストレーションラップを披露するほか、イギリスのグッドウッド・フェスティバル、ブランズハッチで開催するポルシェ・フェスティバル、アメリカのラグナセカで行われるポルシェ・レンシュポルト・リユニオンでも919ハイブリッドEvoを走らせる予定だ。

スパ・フランコルシャンの新レコードタイムをマークしたポルシェ919ハイブリッドEVO
スパ・フランコルシャンの新レコードタイムをマークしたポルシェ919ハイブリッドEvo
ポルシェ919ハイブリッドEVOではさらなるダウンフォース拡大のためリヤウイング、リヤディフューザーが大型化された。
ポルシェ919ハイブリッドEvoではさらなるダウンフォース拡大のためリヤウイング、リヤディフューザーが大型化された。
DRSを作動させて走行するポルシェ919ハイブリッドEVO
DRSを作動させて走行するポルシェ919ハイブリッドEvo

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