
私的にもうひとつ気になるのが、スタートラインからダンロップブリッジ手前のシケインまでの距離です。ものすごく減速して2列縦隊をつくった先頭集団が塊でシケインへ行きそうな感じがします。ポールポジションの車両がイン側かアウト側か忘れましたが、今年の決勝ではまず、1周目のダンロップシケインに注目です!

そして今年も大手スーパーマーケット“カルフール”の買い物袋にル・マン24時間バージョン第2弾が登場です。昨年と違い今年のはカッコいいです!
思わず『出前一丁』とともに手が出ます。お値段は2.5ユーロ(約320円)、出前一丁は1ユーロ(約130円)でございます。

明けて水曜日であります。お昼前にサーキットへ行くと、LM-GTEのフェラーリ軍団が到着していました。LM-GTEアマクラスに参戦している澤圭太さんの車両も到着です。前ブログからの繰り返しになりますが、昨年の悔しい思いを力に変えて欲しいと思います!

LM-GTEプロクラスにスポット参戦するフェラーリ52号車(奥の車両)はAFコルセの僚機である51号車、71号車とは異なる新しいカラーリングになっています。シューマッハ時代のF1のカラーリングのようでとても鮮やかです!
私的にはこちらの色の方がフェラーリっぽくてしっくりきますが皆さまはいかがでしょうか? ちなみにこの52号車、新車っぽい感じがしました。伝統の一戦に掛ける想いがそうさせたのか、理由など含めて話が聞けたらまた当ブログでお知らせしたいと思います。

その横ではWEC開幕戦のスパで大クラッシュを喫したドラゴンスピードが車両を組み立てています。まだちょっと時間が掛かりそうですが復活へ向けて頑張って欲しいと思います。

そして私が気になっていたフロントセクションですが、ピット前にはハイダウンフォース用のカウルが置かれています。
ただ、同じBRエンジニアリングのLMP1マシンを使うSMPレーシングはスパと同様のローダウンフォース仕様を使用するとのこと。まずは今週末のル・マン初走行から目が離せません。

一方、こちらは諸事情によりスパ戦から撤退したCEFC TRSMレーシング(通称、マノー)のピットです。ル・マンには到着していて整備も始めているようですが、ピット内が簡素なのがとても気になります……。
号令があればいつでも片付けができそうな感じに見えなくもありません。メカニックの一人が挨拶してくれたので、「大丈夫なの?」と尋ねたところ一言、「DREAM」と答えてくれました。――果たしてこのチームは無事に6月16日(土)15時のスタートを迎えることができるのでしょうか? こちらも違った意味で目が離せません。

そんなこんなで取材を終えて駐車場へ帰ってくるとただならぬオーラを発しているクルマが停まっています。よく見るとナンバープレートが中国のものです。
調べたところ中国の沿岸部の都市、寧波市を表すナンバープレートでした。
リヤガラスには中国から英国までの道のりが書かれています。中国を出発し、自ら走破してここル・マンまでたどり着いたということなのでしょうか? 真相はまったく分かりませんが、確かにピットロードに中国人の方々がいたのは覚えています。

サイドにはこんなステッカーが貼られています。“挑戦100度”と読むのでしょうか、詳しいことはまったく分からないまま、いよいよ明日から車検が始まります。
LMP1クラスの勢力図、新しいEoT、フェルナンド・アロンソ様、ジェンソン・バトン様、モントーヤ様、気になることは満載ですが、皆さまとはまたテストデイ明けにお会いしたいと思います。
それでは皆さま、どうぞ良い週末を。

