翌30日、気温34度と真夏の陽気のなか迎えたレース2では、前日のレース1で2位となった88号車メルセデスのマルチェッロがポールからレースをリードしていく。しかし、背後にドリス・ファントール駆る2号車アウディとサンテロック・レーシングの25号車アウディR8 LMSがピタリとつけディフェンディングチャンピオンの独走を許さない。
 
 膠着状態が続くなか、スタートから10分を過ぎると各車の間隔が徐々に開いていく。15分時点では88号車メルセデスと2号車アウディのギャップも2秒弱に。
 
 レース開始から22分、1コーナーイン側に設置されたスピードバンプが破損したことからFCYが導入され、その後SCランとなった。これで88号車メルセデスの貯金は消滅するとともに、ポジション争いの舞台はコース上からピットエリアへと移されることになった。
 
 レース再開とともに数台のマシンがピットインしたが、上位陣はステイアウトを選択。その翌周に88号車メルセデスを含む上位陣がピットになだれ込む。ここでAKKA ASPチームにミスがあったか、首位88号車と5番手につけていた90号車メルセデスの作業が遅れ、2台揃って大きくポジションを落としてしまう。
 
 一方、同時にピットインしたアウディ勢は2号車、25号車がひとつずつ順位を上げワン・ツーでレース後半戦へ。3番手にはレース1を制した563号車ランボルギーニが6番手から3つ順位をあげて表彰台圏内に入ってきた。
 
 そのランボルギーニを駆るカルダレッリは最大3秒あった25号車アウディとの差を約15分で詰めると、チェッカーまで残り10分を切ったところで、これを交わして2番手に浮上する。
 
 週末2連勝を目指したカルダレッリだったが、トップを行く2号車アウディとの差を詰められず。ファントールから2号車アウディのステアリングを受け継いだウィルツは終始安定した走りをみせ、首位の座を守ってトップチェッカー。前日の汚名を返上する逆転優勝を飾った。

 カルダレッリ、マペッリ組563号車ランボルギーニは2位で連日のポディウムフィニッシュを達成。3位はブラックファルコンの4号車メルセデスの追撃を交わした25号車アウディとなった。

 第5戦が終了したブランパンGTシリーズの次戦は、オランダ・ザントフールトでのブランパンGTワールドチャレンジ・ヨーロッパ第3戦が7月12~14日の日程で行われる。なお、その10日前の7月2~3日にはベルギーのスパ・フランコルシャンで、トタル・スパ24時間のテストデーが予定されている。

2019ブランパンGTワールドチャレンジ・ヨーロッパ第2戦ミサノ レース2スタートシーン
2019ブランパンGTワールドチャレンジ・ヨーロッパ第2戦ミサノ レース2スタートシーン
第5戦ミサノ・レース2を制したベルジャン・アウディクラブ・チームWRTの2号車アウディR8 LMS
第5戦ミサノ・レース2を制したベルジャン・アウディクラブ・チームWRTの2号車アウディR8 LMS
第5戦ミサノ・レース2で優勝したベルジャン・アウディクラブ・チームWRTのチャールズ・ウィルツ(左)とドリス・ファントール(右)
第5戦ミサノ・レース2で優勝したベルジャン・アウディクラブ・チームWRTのチャールズ・ウィルツ(左)とドリス・ファントール(右)
レース2で3位表彰台を獲得したサンテロック・レーシングの25号車アウディR8 LMS
レース2で3位表彰台を獲得したサンテロック・レーシングの25号車アウディR8 LMS

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