2日目午前のセッションは、ターン2&5周辺で走りの写真を撮影することから始めました。#29のレーシングチーム・ネーデルランドは、この日はミシュランを装着して走行。グッドイヤーにするのかミシュランにするのか、評価しているようですね。速さなら、現状ではミシュラン一択のように思います。


 こちらがラピちゃんの乗り込むクール・レーシング。確かにちょっと涼しげなカラーリングではありますが、んー、クール?


 目の前でAFコルセの83号車フェラーリがスピン! 石川選手も言っていたように、488 GTEのEvoパッケージでは空力が格段に進化したため、とくにジェントルマンには“慣れ”が必要なようです。


 気になっていた新型ポルシェ911 RSRの“音”ですが、残念ながら普通の音になってしまっておりました。でも、ご安心ください。GTE Amクラスのポルシェ勢は、相変わらずの快音&爆音を轟かせております。最高です!


 あまりの暑さに、最初の赤旗のタイミングでプレスルームに舞い戻ります。プレスルームからトヨタのサインガードを見下ろすと、お、テスト&リザーブドライバーとなったトマ・ローラン(トーマス・ローラン)がスーツを着てスタンバイしてるじゃないですか。どことなく緊張の面持ち? このあと、7号車をドライブしておりました。
 
 ローラン(ちなみにフランス人なのでファーストネームの発音は「トマ」。本人にも確認しました)には走行前日にもインタビューしましたが、カートからLMP3へステップアップした異色のキャリアの持ち主。で、将来の夢は「トム・クリステンセンを超える、次の“ミスター・ル・マン”になること」。
 
 イケメンですし、メディアへの対応もすごく丁寧だし、人気が出そう。将来がとても楽しみな若手耐久ドライバーです(インタビューはauto sport本誌8月23日発売号にて掲載予定)。


 17時に午後のセッションが始まり、山下選手がぐいぐいタイム更新していく様子を見守ったあと、19時頃にプレスルームを出ると、何やら異変が。ざっと半数くらいのチームは、もう撤収を始めてるんです。えぇ、まだあと2時間、セッション残ってますよー。


 なんと、すでにもうトランポもなく、ピット内もカラというチームまでありました(そもそも昨日で走行を切り上げたチームも……)。今週はスパ24時間レースもありますし、ドライバーはじめとした関係者も、水曜日のうちに移動しておきたいのでしょう。
 
 それにしても、あまりにも早すぎる(セッション中の)撤収には驚きました。あ、トヨタの2台と山下健太選手所属のハイクラス・レーシングは、チェッカー時刻の21時まで、どっぷりと走り込んでいましたよ。

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 そんなわけで暑い暑い2日間のテストが終わりました。次はもう、“開幕”のシルバーストン。そしてシルバーストンが終われば、もう富士6時間レースです。参戦台数やメーカーの減少は寂しい部分もありますが、今季も「いいレース」に期待したいところ。さて、それでは最後のスペインビールを楽しんで帰ります! アディオース!

本日のレースクイーン

奥西はつみおくにしはつみ
2025年 / スーパー耐久
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