また、村田代表と同様に可夢偉もシルバーストンでのスタートダッシュに自信をみせ、「準備は整っていると思います。僕たちのTS050ハイブリッドはプロローグテストで多くの周回をこなし、良いパフォーマンスを示せました」と語り、改めてル・マンでの優勝とワールドチャンピオンの獲得に意欲を示した。
そんな可夢偉ら、計6名のトヨタドライバーのコメントは以下のとおりだ。
●小林可夢偉(7号車)
「新たなシーズンへ向けた準備は整っていると思います。僕たちのTS050ハイブリッドはプロローグテストで多くの周回をこなし、良いパフォーマンスを示せました」
「ライバルのノンハイブリッドLMP1勢の競争力は正確にはわかりませんが、接近戦になると予想していますし、我々にとっても新たな挑戦となるでしょう」
「もちろん僕らは世界チャンピオン及び、ル・マンでの勝利を目指して戦います。そのために開幕戦のシルバーストンで良いスタートが切れることを全員が望んでいます。自信はあります」
●マイク・コンウェイ(7号車)
「シルバーストンは僕にとって特別な場所だ。単に母国レースというだけでなく、コース上に高速で流れるようなコーナーが数多くあり最高だよ」
「このコースで速いラップタイムを刻めた時は素晴らしい気分になる。本当に楽しいコースだけど、速度差のある車両の処理は難しく、的確なタイミングを見極める必要があるんだ」
「いつも大観衆が迎えてくれて、僕の家族や友人も応援に来てくれる。それだけに母国での勝利を熱望しているよ。何度か惜しいところまではいっているので、今年こそはそれを叶えたいと思ってるんだ!」
●ホセ・マリア・ロペス(7号車)
「シルバーストンで新たなシーズンの開幕を迎えるのが待ちきれないよ。チームは毎年進化を遂げていると思うし、それはもちろん7号車においても間違いない」
「チームクルーの信頼関係はとても強固なもので、メカニックやエンジニアとも同様だ。マイクと可夢偉は本当に速いチームメイトだし、お互いにとても仲の良い友人でもある」
「今季はこれまでにないほど力強いシーズンへ向けた準備が整ったと感じている。シルバーストンで勝利を挙げて最高のスタートが切れることを願っているよ」
●中嶋一貴(8号車)
「昨シーズンは毎レース、チームメイトとの接近戦を繰り広げ、僕のキャリアのなかでももっともタフなシーズンでした。今季も同じような厳しいシーズンになると予想しています」
「世界チャンピオンになれたことは本当に誇らしく思いますし、セバスチャン、ブレンドンとともに、今季もその座を守るべく戦います」
「我々全員がシルバーストンで良いシーズンスタートを切りたいと思っていますが、7号車が速いことはもちろんよく分かっていますし、ノンハイブリッドLMP1のライバル達も速さを増してくるはずなので、簡単にはいかないでしょう」
●セバスチャン・ブエミ(8号車)
「世界チャンピオンとして新たなシーズンを迎えるのは最高の気分だ。我々は昨年、多くの勝利を成し遂げることができた」
「そして今は、新しいシーズンの開幕戦であるシルバーストンを勝利で飾ることに集中している」
「今季のLMP1のライバルたちはレギュレーションの変更により、さらに強敵となりそうだし、接近戦が予想される。それだけに僕たちも日曜日のレースを好結果で終えるために準備を整えていかなくてはならないね」
●ブレンドン・ハートレー(8号車)
「最高のレースカーであるTS050ハイブリッドの最後となるシーズンに、自分の名前が車両に書かれたのを見て気分が高まっているよ」
「再びレースで戦えるのが楽しみだ! 僕自身は、2018年のF1シーズンが終わってからそう多くのレースには出ていないけれど、テストやシミュレータ作業など非常に忙しい日々を過ごし、感覚を保ってきた」
「WECでの速度差のある車両の処理のリズムなどを体で覚え直す必要はあるが、準備はできているし、シルバーストンでのスタートが待ちきれないよ!」

