また、発表がWEC富士開幕直前の13日になったことについては、「これ以上(発表が)早くても遅くても間違いだったと思う。翌日が富士戦だから発表したわけでも、10月13日に特別な意味があるわけでもないよ」と説明。「チームと話し合い、発表できるようになったタイミングとしてベストだった」と述べている。
ウエーバーはF1に参戦しているころから人気が高く、日本にも多くのファンがいるドライバーのひとり。この日も引退発表の影響もあってか、平日にもかかわらず、ポルシェのピット前には多くのファンが集まっている。
そんな日本のファンに対し「日本のファンの応援には心から感謝している。本当に熱心に応援してくれるファンが多いからね」とウエーバー。
「日本には鈴鹿サーキットがあり、僕にとってのヒーローであるアイルトン・セナやネルソン・ピケ、アラン・プロストらが愛した国。僕にとってもいい思い出がたくさんある場所だ」
「日曜日の決勝レースではトヨタやアウディと僅差の争いになるだろうけど、カーナンバー1を死守するために全力で勝利を目指していくよ」
来季、ウエーバーはポルシェの特別アドバイザーに就任。シリーズ数戦ではWECの現場を訪れるとのことだが、プロドライバーとして富士スピードウェイを訪れるのは今年が最後。今週末はウエーバーの富士“ラストラン”を目に焼き付けよう。
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