笠井にとっては嬉しいスーパーGTカップ2勝目。ただ、コスタ/根本組が2位に入ったこともあり、レース2はデシデリ/笠井組が優勝しても、コスタが10位以下で終わらなければタイトルは獲得できない状況となってしまった。
迎えたレース2では、序盤スターターを務めたデシデリが首位を走るコスタの背後につけ、ついに一騎討ちの様相をみせる。しかし、11周目に他車のアクシデントがあったため、セーフティカーが導入される。
ここでほとんどのマシンはピットに入ったが、デシデリはチームとのコミュニケーションがうまくいかず、ピットに入りそびれてしまう。やっとピットに向かったデシデリだったが、その周にSCは解除。大きくポジションを落としてしまった。
デシデリから14番手でステアリングを受け継いだ笠井は、力強い走りをみせ追い上げるも、終わってみれば7位。今季のチャンピオンはコスタが獲得し、デシデリはランキング2位となった。
笠井は1ラウンドを欠場したものの、終わってみればランキング6位。ミスのない走り、そしてシーズン後半でみせた速さはチームにも大きく評価されているという。笠井は来季もヨーロッパでレースを戦う予定とのことだ。
