だが前日予選でトップ5につけたマシンが登場すると、上位陣の顔ぶれに変化が表れる。その口火を切ったのは予選5番手につけた4号車メルセデスAMG GT3(メルセデスAMG・チームHRT)のマーロ・エンゲルだ。彼は全体ベストタイムを大きく削る2分32秒522というタイムをマークする。

 これに続くように予選4番手の88号車メルセデスをドライブするマルチェッロが2分32秒166の好タイムを刻んでトップに浮上。予選トップ通過の31号車アウディR8 LMS(アウディスポーツ・チームWRT)のケルビン・ファン・デル・リンデも2分32秒386を記録し、暫定2番手につけた。

 最後に登場したファン・デル・リンデは計測2周目で逆転を狙うも、セクター2でのミスが響き自己ベストを上回れず。また、予選を2番手で終えた12号車ポルシェ911 GT3 R(GPXレーシング)は11番手に沈み、66号車アウディR8 LMS(アウディスポーツ・チーム・アテンプト・レーシング)も4番手どまりとなったことから、88号車メルセデスが予選ポールポジションを獲得することとなった。
 
 2番手は31号車アウディ、3番手に4号車メルセデスが入り、3列目6番手の40号車ポルシェまでが2分32秒台を記録した。決勝では可夢偉も乗り込む27号車フェラーリは、2分34秒170というタイムで8列目16番手グリッドを確保。予選順位から4つポジションを上げ決勝に臨むことになっている。
 
 周辺の木々が色づいた伝統のトラックで行われる今季のスパ24時間。その決勝レースは24日15時30分(日本時間22時30分)にスタートを迎える。

2020トタル・スパ24時間のポールポジションを獲得したラファエル・マルチェッロ(メルセデスAMG・チーム・アッカASP)
2020トタル・スパ24時間のポールポジションを獲得したラファエル・マルチェッロ(メルセデスAMG・チーム・アッカASP)
ハブオートの27号車フェラーリ488 GT3
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