ピエール・グイディは戴冠のカギになったのは劇的な逆転優勝を飾ったトタルエナジーズ・スパ24時間だったという。

「キーポイントは多くのポイントを獲得できたスパにある。また、我々は毎レースポイントを積み重ねていった。それが僕たちが勝つことができた要因だ」

 スパ24時間で“クリーン・スイープ”を果たした彼らは、ニュルブルクリンクで行なわれたエンデュランスカップ第4戦で7位となり、最終戦バルセロナを前に13ポイントのアドバンテージを獲得していた。。

 シーズンのフィナーレイベントで中間のスティントを担当したレドガーは、ピエール・グイディと同様にレース中盤以降は戦い方に注意する必要があったと述べた。

「(スティントの)序盤は良かったのだけどトラフィックの中ではペースが落ちていたので、かなりアグレッシブにならざるを得なかった」とレドガー。

 また、ニールセンはバルセロナでの戦いは「本当に難しかった」としながらも、フェラーリチームによるチャンピオンシップ・キャンペーン全体へのアプローチには満足していると付け加えた。

 2019/20年シーズンのWEC世界耐久選手権でLMGTEアマクラスのチャンピオンとなったあと、GTWCヨーロッパで最初のタイトルを獲得したデンマーク人は、「この週末はとても困難だったと」語った。

「フリープラクティスからペースが足りないことは明らかだった。それゆえに予選で何が起きるか分からなかった」

「僕たちはベストを尽くしスピード不足を補うためにできる限りのことをしたと思う」

「ただ、僕にできることはあまりなかった。スティントのほとんどの時間を1台のマシンの後ろにいて、最後にようやくオーバーテイクすることができたんだ」

コム・レドガー、ニクラス・ニールセン、アレッサンドロ・ピエール・グイディ組の51号車フェラーリ488 GT3 Evo
コム・レドガー、ニクラス・ニールセン、アレッサンドロ・ピエール・グイディ組の51号車フェラーリ488 GT3 Evo

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