一方、ファクトリーサポートを受けるカスタマーチーム、ウォーキンショーGT3が駆る911 GT3 Rは、わずか2時間でレースを終えました。

 序盤の911号車は前途有望に見えました。ポルシェワークスへ新たに加わったローレンス・ヴァンスール(ベルギー)はスタートドライバーとして過酷な暗闇の中、トラブルを避けながらラップごとに順位を上げ1時間後には2位を走っていました。

ウォーキンショーGT3の911号車はステアリングラックの損傷でリタイア
ウォーキンショーGT3の911号車はステアリングラックの損傷でリタイア

 チームメイトのアール・バンバー(ニュージーランド)もこの激走を受け継いで首位に立ちます。しかしバンバーは周回遅れの車を追い越す際に衝突し、911 RSRのステアリング系統を大きく損傷させてしまいました。

 修理には長時間を要し、2015年ル・マン覇者とチームメイトによるバサースト勝利の夢は潰えてしまいました。また、3人目のドライバー、ケヴィン・エストル(フランス)の出番はありませんでした。

レース後のコメント

GTカスタマーモータースポーツ・プロジェクトマネージャー、セバスチャン・ゴルツ:
「浮き沈みの多い厳しいレースでした。練習と予選では、911 GT3 Rをこの過酷なサーキットに何とか適合させることができ、スタート直後の戦いは見事でした」

「911号車は首位に立ちましたが、残念ながら衝突のためリタイヤしました。12号車は順調に走り、見事なゴールスプリントで総合2位とクラス優勝を飾りました。さまざまなクラスで優勝を飾った全てのカスタマーチームに祝福の言葉を送ります」

母国オーストラリアのレースに凱旋したマーク・ウエーバー
母国オーストラリアのレースに凱旋したマーク・ウエーバー

ポルシェ・アンバサダー、マーク・ウェバー:
「22年を経てバサーストに戻り、このようなすばらしいレースを観戦するという貴重な経験ができました」

「ヒヤリとする出来事も多く、ドライバーとチームスタッフにとっては長い1日になったと思います。しかしこの独特なサーキットでは当然のことかもしれません」

「波乱のレースの末、12号車の総合2位と他のポルシェ・カスタマーチームのすばらしい結果には感銘を受けました」

マルク・リーブ(911 GT3 R #12):
「総合2位とクラス優勝を本当にうれしく思います。対処しなければならない小さなトラブルがたくさんありましたが、その甲斐あってこのすばらしい結果を得ることができました」

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