3月18日に決勝レースが行われるIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第2戦『セブリング12時間』を前に、最新のBoP(バランス・オブ・パフォーマンス=性能調整)が発行され、開幕戦デイトナでライバル車両に対して遅れを取ったポルシェ911 GT3 R(タイプ992)が大幅なパワーアップを遂げることとなった。

 IMSA技術委員会が3月9日に発行したGTDプロおよびGTD向けの最新のBoPテーブルでは、GT3マシンやGT3をベースとしたマシン全10台のうち9台に変更が見られた。そのなかにはポルシェが使用するエアリストリクターの直径を5mm拡大しφ38mmとする内容も含まれており、これまでにさまざまな性能調整を受けた仕様でテストを行なってきたタイプ992ポルシェにとって。過去最大のリストリクター径となっている。

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