グリッケンハウスはさらに、現在のヨーロッパでのイベント終了後にチームがシリーズに留まっているかは不明であり、今後のスポンサーの確保次第であると述べた。

 グリッケンハウス・レーシングは昨季2022年、日本の富士スピードウェイと中東のバーレーンで開催されたふたつ“フライアウェイ・イベント”を欠場した。

「目が覚めれば、毎日が新しい一日だ。私たちは(どうなるか)知らないだけだ」とグリッケンハウスは語る。

「悲観しているわけでも、楽観しているわけでもない。ただ、たくさんのボールが宙に浮いていて、そのうちのいくつかが着地することを望んでいる状況なんだ」

■ポルティマオで「より良い週末」を目指す

 グリッケンハウスの708号車は、2021年にWECデビューを果たした地であるポルティマオに、シーズン開幕戦でのイグニッションスイッチの問題によるリタイアを乗り越えて到着した。

 チームはセブリングで行われた開幕戦よりも良い結果を出したいと考えているが、グリッケンハウスはアルガルベ国際サーキットの性質上、いくつかの課題が残ることを強調した。

「クルマにいくつかの改良を行った」と述べたチームオーナーのグリッケンハウス。

「我々はより良い週末を迎えられると思う。ポルティマオはハイダウンフォースのサーキットだから、私たちにとってはとくに良いとは言えないがね」

「だが、次のスパは合っていると思うし、ル・マンも良いと思う。我々はそこに集中しているんだ」

「変化は進化的なものだった。ほとんどの場合、新しいタイヤに合わせてクルマをセットアップし、それを学習してより早く温度を上げるようにしている」

「良い仕事をしてきた。私たちはそれに満足している」

「クルマはセブリングで本来あるべき場所にあったが、もう大丈夫だ。だから私たちはそれを楽しみにしている」

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