ロングビーチのレースを見た者の多くが感じていたのと同じように、テイラーは「自分たちが明らか優勢だった」と見ている。
「フィリペ(・アルバカーキ)は最初のスティントで素晴らしい走りをした。このようなスプリントレースは、紙の上では簡単なことのように思える」と彼は述べた。
「我々はつねに勝ちたいと思っているチームであり、とくにここではアキュラにとって最高のクルマを持っていた。それが僕たちが最終的に目指していたことだ」
レース最終盤のクラッシュは、先月フロリダ州で行われたIMSA第2戦セブリング12時間で、アルバカーキが終盤に優勝争いをしながら3台の玉突き事故に巻き込まれ、ウェイン・テイラーのチームが同レースを完走できなかった後に起こった。
「(今日のレースが)『アキュラ・グランプリ・オブ・ロングビーチ』ということで、このような機会がある以上、優勝以外では物足りなかったと思う」と続けたテイラー。
「アキュラとともにここに来て6年目だったし、すべての改善とハードワークの後、彼らに勝利を与えたいと本当に思っていた」
「HPD(ホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント)には200人以上のスタッフがいて、マシンをこれほどまで良くしてくれた」
「(今日のレースは)僕とっては純粋に失望する結果で、しばらくはこのことを考えることになるだろう」
「だが、勝利は必ずやってくる。もしもの話ではない。しかし、今日は残念ながら少し後れを取ってしまい少々難しかったと思う」
「チーム、HPD、アキュラ、オレカ、みんなが最高のマシンを与えてくれたことを証明したし、みんながそれを見てくれたと思う。それだけに結果が出ていないのが残念だ」
