2016年のスーパーフォーミュラ開幕戦で、2年目を迎えた小林可夢偉は、予選でQ3まで順当に進んだものの、最後は思うようにタイムが伸びなかった。

 午前中のフリー走行から上位のタイムをマークしていた可夢偉。予選Q1、Q2ともに赤旗が出る波乱の中、冷静にアタックを決めてQ3に進出した。しかし、Q3のアタック中にデグナーふたつ目でミスを犯して失敗。気を取り直して、もう1周計測を試みたが、タイムは1分38秒842と思ったように伸びず8番手だった。

 予選後、メディアの囲み取材に応じた可夢偉は、開口一番「失敗しました」とやや反省モード。「デグナーふたつ目で飛び出してしまい、もう1周アタックに行きましたが、グリップのピークが過ぎていたのでタイムが出なかった。上手くタイムアタックが決まっていれば2〜3番手には行っていたと思います。それでも今日の山本(尚貴)には、届かなかったですね」と振り返った。

 また新しいヨコハマタイヤでのレースウィークは、全てがまだ手探りという意見も多いものの、逆に明日のレースはよりエキサイティングなものになるのではないかと可夢偉は考えている。

「このタイヤは、レースがすごく楽しみになるんじゃないかなと思います。一発のタイムは以前までのブリヂストンと同等かそれ以上のラップタイムを出せるけど、決勝に関しては僕らが望んでいたレースで垂れるタイヤを現状できているんじゃないかなと思います。多分明日のレースはみんながどうしたらいいか分からない状態になっているんじゃないかなと思います」

「みんなロングランの経験がないし、戦略も幅が出てくるかもしれない。何よりどんな展開になるかはやってみないと分からないから、ドライバーとしては少しイライラするかもしれないけど、観ている人からすれば、すごく面白いレースになると思うし、きっと皆が観たかったレースに明日はなるんじゃないかと思います」

 予想外の結果が相次いだ予選だが、明日の決勝はさらなる波乱の可能性もある。可夢偉は8番手とやや後方からのスタートになるが、どんな追い上げを見せてくれるのか、注目したい。

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