その後、全車一斉にアタックへと向かった。各車タイヤを暖め、アタックタイミングを狙うが、1周の距離が短い岡山サーキットではトラフィックが続出。前が詰まり、合わせてスローダウンしたり、追い抜いたりでアタックに入るタイミングが難しい状況に。
そんな中、残り1分10秒を切ったあたりで、フリー走行でトップタイムだったフェリックス・ローゼンクビスト(SUNOCO TEAM LEMAN)がアタック中、目の前にウォームアップ中でマシンを左右に振っているマシンに近づきスピン。すぐにコースに復帰できるも、その周のアタックを諦めて翌周に再度アタック。しかし、14番手に沈む。
各車アタックに入ったところでセッションベストタイム更新の嵐となり、タイミングモニターの画面から目が離せない中、全体ベストの赤色の数字を連ね、トップタイムを出したのは2回目のアタックを最初に行った関口。その直後にアンドレ・ロッテラー(VANTELIN KOWA TOM’S)が2番手タイムと続き、予選前半では上位タイムを残せなかったキャシディが3番手と続く。
セッション前半にトップタイムだった石浦は自身の最初のアタックのタイムを更新できずの4番手、5番手にマーデンボローが続いた。2016年チャンピオン1号車の国本もチームメイトの石浦と同様、1回目のアタックの更新できず10番手、開幕戦ウイナーの中嶋一貴(VANTELIN KOWA TOM’S)はタイム更新するも11番手に沈んだ。
スーパーフォーミュラ参戦2年目の関口は昨年第6戦SUGO以来となる通算3度目のポールポジションを獲得。2番手を0.6秒引き離す圧巻のアタックで、他のドライバーとタイミングをずらし、前がクリアな状況でアタックする戦略も奏功した。午後の決勝レース1は15時30分より周回数30周で行われる。
