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投稿日: 2017.09.21 12:50
更新日: 2017.09.21 12:58

スーパーフォーミュラ:関口雄飛 2017年第5戦オートポリス レースレポート

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スーパーフォーミュラ | スーパーフォーミュラ:関口雄飛 2017年第5戦オートポリス レースレポート

 日曜日の天候は晴れ。気温25℃、路面温度は33℃と好天です。決勝レースは1回のピットストップが義務付けられ、両スペックのタイヤを使用しなければなりません。各チームともそれぞれの異なった戦略に対し、グリッド上で最後までタイヤ選択に頭を悩ませていました。

 関口雄飛は予選Q3に進めなかったことで、新品のソフトタイヤが1セット多く存在することもあり、迷わずスタートではソフトタイヤを装着。燃料搭載量を少なくして、2ピット作戦で行くことを決めていました。

 11番手から見事なロケットスタートを決めた関口雄飛は、1周目に6番手までポジションアップ。2周目の第1コーナーでさらに1台をパスし、3周目にはさらに1台をパスして4番手まで浮上。そのまま3位を走るマシンのスリップストリームに入り、6周目の第1コーナーでそれを仕留め、関口雄飛は一気に3番手まで浮上しました。

関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)2017スーパーフォーミュラ第5戦オートポリス

 2ピット作戦の関口雄飛は、そのロスタイムを考えると序盤にとにかく速いペースを刻み、そのタイムを稼がねばなりません。しかしトップ2台はそれほど速いペースではないものの、巧みに前を塞いだために、関口雄飛は引っかかってしまう形となり、12周目に早くもピットに飛び込みます。

 給油を済ませ、再びソフトタイヤを装着して12番手でコースインした関口雄飛は、トップグループよりも1周につき1秒5ほど速く走り、さらにペースを上げていきます。26周目、5番手を走る関口雄飛が2度目のピットインでミディアムタイヤを装着してピットアウト。しかし思ったようにペースが上がらず、ここから苦戦を強いられます。

 後半のペースに苦しんだ関口雄飛は、10番手をキープするのが精いっぱいという状況の中、後続は抑えきったものの2戦連続ノーポイントと厳しい結果に終わりました。

■関口雄飛のコメント

「金曜日のフリー走行からマシンの方向性は見えていたので、細かな修正を加えて予選に臨みました。残念ながらQ2へのマシンのアジャストが上手くいかず、Q3進出はできませんでした。いつもは結果に対して原因がわかっていて、タイム差に納得がいくのですが、今回の予選は納得がいかない終わり方でした」

「でも気持ちを切り替えて、決勝レースの作戦を組み立てました。決勝用のバランスは良かったですし、ソフトタイヤの摩耗状態と、タイムの落ち具合、燃料消費量とラップタイムを計算して、ライバルの動きを予想しながらエンジニアと戦略を練りました」

関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)2017スーパーフォーミュラ第5戦オートポリス

「スタートはうまくいき、一気にポジションを上げられたので、燃料が軽かったこともあり、誰よりもいいペースで序盤を走ることができました。でもトップ争いに引っかかってしまったと言うと語弊がありますが、前が詰まってしまったので早めにピットインしてタイヤ交換を済ませ、再び前とのギャップが大きく開いた状況でプッシュして頑張ったのですが、また遅いマシンに引っ掛かり、予定より早めにミディアムタイヤに交換しました」

「ところがそのタイヤでのバランスがいまひとつで、最後まで前にいるマシンに引っ掛かった形となり、ポイント獲得がなりませんでした。残念ですが仕方ありません。次の菅生で必ず挽回してみせます」


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