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投稿日: 2018.05.11 20:18
更新日: 2018.05.12 10:34

リベンジ狙う平川に松下、WECスパのペナルティの影響が気になる可夢偉:スーパーフォーミュラ第2戦

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スーパーフォーミュラ | リベンジ狙う平川に松下、WECスパのペナルティの影響が気になる可夢偉:スーパーフォーミュラ第2戦

 そのチームルマンでは開幕戦の鈴鹿の決勝日に亡くなった山田健二エンジニアに代わって、大嶋和也車をライアン・ディングルが担当。ディルマン車はスティーブ・クラークがエンジニアを担当することになる。

 今回の第2戦オートポリスで本命を挙げるのは難しいが、金曜専有走行では開幕戦で上位に入った山本尚貴、石浦宏明(P.MU / CERUMO · INGING)、塚越広大(REAL RACING)、伊沢拓也(TCS NAKAJIMA RACING)が好調だった。予選、決勝でも彼らは上位に入る可能性が高そうだが、今回特に注目したいのが、前回の開幕戦で不運に見舞われたふたり、平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)と、松下信治(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)だ。

 松下は予選Q1でトップタイムをマークする圧倒的な速さを見せながら、予選Q2のアタック中に赤旗中断でそのタイムがフイになり、Q2敗退。速さは見せていただけに、この第2戦オートポリスで雪辱を晴らしたいところ。

松下信治(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

 また、平川は決勝ではチームメイトの関口雄飛とヘアピンで接触してしまい、そのままグラベルストップ。3年ぶりのスーパーフォーミュラ復帰戦で悔しい結果となってしまった。

「どっちが悪いとかではなくて、僕は行けると思って行って、結果的には僕だけが損をしてしまった。もちろん、関口選手には謝りましたし、自分も反省しています。関口選手もあのアウトラップでヘアピンを抑えれば大丈夫という考えがあったと思います。僕が行きすぎたというのはありますが、お互いにあそこが勝負どころだと理解していました」と、開幕戦の鈴鹿を振り返る平川。

 開幕戦の決勝での同士討ちを反省するが、それまではトップクラスのラップタイムを刻んでおり、タラレバで言えば、接触がなければ関口とともに表彰台を獲得していた可能性が高かった。

「予選は少しスピードが足りませんでしたが、テストの時からロングランのペースは良くて、レースでも良かった。そこは証明できたし、チームも自信を持っているので、あとは一発の速さが出せればいいかなと思っています」

平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)

 3年ぶりに復帰した今季のスーパーフォーミュラ、そして開幕戦での悔しい結果。当然、この第2戦への意気込みは強い。

「特に今回、特別な気持ちがあるわけではないですけど、スーパーGTでもそうですけど流れというのがないといけない。スーパーフォーミュラでは今、その流れがないので、それは自力で引き戻さないといけない。それは焦ってやってできることじゃないと思っています。自分が走って、感じたことをしっかりやれれば結果は出ると思っています」

「今日(金曜専有走行)の感触も良かったですし、セッション後半に全体的なタイムが上がっていく中で、自分のタイムも上げていくことができたし、クルマのセットアップもうまく進められました」と平川は第2戦への感触を語る。

 平川、そして松下に加え、今回もうひとり注目したいのが小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)だ。


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