■Q2
混乱のQ1を経て始まった予選Q2。小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)がまずアタックを行うが、ターゲットタイムをたたき出したのは野尻だ。1分4秒台をマークしてトップに立つ。
しかしこれを国本が更新すると、さらに石浦が1分4秒882でセッションリーダーに。これは、これまでのコースレコード1分4秒910を更新するタイムだったが、このタイムを上回ったのがルーキーの松下。1分4秒842をマークすると、このまま松下はトップタイムでQ2を終えている。松下のこのタイムはアウトラップから2周目のアタックに記録したものだった。
注目のスーパーフォーミュラ初参戦ドライバー、ティクトゥムはトップ松下からコンマ約4秒差の1分5秒256をマークしたものの、15番手でQ2敗退。山下、キャシディ、塚越、千代、カーティケヤンの6名がQ3進出を逃した。
■Q3
ポールポジションをかけて争われた予選Q3。Q2でトップをマークした松下はコースがオープンになると同時に飛び出す。前戦オートポリスで3番手タイムを記録した松下はQ2同様、じっくりとタイヤに熱を入れ、アウトラップから2周目でアタックを開始する。
ここでアウトラップから1周目でアタックを行うドライバーたちがタイムを続々と更新。平川がまずトップにおどり出るが、そのタイムを野尻が更新。Q2でチームメイトの松下が記録したタイムを更新して1分4秒694をマークし、さらにコースレコードを塗り替えた。さらに最後のアタックで可夢偉が2番手に浮上。野尻、可夢偉、そして平川というトップ3でQ3を終えた。
ディフェンディングチャンピオンで、今週末は好調の石浦はSPアウトコーナー立ち上がりでスピン。クラッシュなどはしなかったがアタックは続行できず、そのままピットへ。Q3最後尾の8番手に終わった。
また、Q2トップだった松下は5番手に。4番手は平川、6番手は山本、7番手は中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)となった。
68周で争われる決勝は5月27日(日)、14時15分にスタートする。