国本は残り時間が10分を切ったところでソフトタイヤを装着してようやくのコースイン。マシンチェックが主なメニューで、タイムアタックを行うことなくセッションを終えた。
フリー走行が終わったころから日差しも出始め、路面コンディションは向上。午後0時35分に予選Q1がスタートしたときには、気温21度、路面温度は25度というコンディションで、ところどころウエットパッチは残っているものの、スリックタイヤでのアタックが十分可能な状況だった。
JMS P.MU/CERUMO・INGINGの2台は先頭でコースイン。それぞれが計測2周を終え、3周目に入ったところで、1台のマシンがオイル漏れから出火。このためセッションは赤旗中断となってしまう。
約15分の中断ののちにセッション再開。2台はそのままユーズドタイヤでいったんコンディションチェックを行うと、残り時間が6分になったところで新しいミディアムタイヤを装着してコースイン。1周をウォームアップに充てると、国本が1分38秒941をマークし暫定2番手、最終的に6番手でQ1突破に成功した。
石浦も、2周のウォームアップののちに1分39秒407をマークして11番手でQ1突破。2台そろってQ2へと駒を進めた。
10分のインターバルを挟んでQ2開始。それぞれタイミングを計って、国本の方が先にコースへと入っていった。ウォームアップを終えて、計測2周目でのアタック。Q1での自己ベストから0.3秒縮め1分38秒597をマークし、暫定ではQ3進出ポジションに収まっていたが、その後 続々とライバル勢がタイムを更新していき、最終的には9番手に。100分の3秒差という僅差で惜しくもQ3進出を逃すこととなった。
一方の石浦も、国本と同じく計測2周目でアタックに向かう準備をしていたが、直前を走るマシンにふたをされる形で、いったん仕切り直し。計測3周目での、ベストなタイミングを過ぎたアタックとなってしまったために、1分38秒761で11番手となり、ここで予選終了となった。
2台そろって中盤のグリッド獲得となったJMS P.MU/CERUMO・INGING。タイトル獲得に向けては厳しいグリッドとなったが、今シーズン採用されている2スペックタイヤ制は大きな順位変動の可能性も十分ある。明日は戦略も駆使して、チーム一丸となって逆転勝利を目指す。
