実は岡山国際サーキットは、スタートラインのほぼ真上にシグナルがあるため、他のサーキットと比べてスタートラインからポールポジションまでの距離が少し長いのが特徴。

 通常ならスタートラインのすぐ手前にポールポジショングリッドがあるため、いつもの感覚で行った結果、気がついたらグリッドに行き過ぎてしまったのだ。通常、サインガードでマーシャルが各ドライバーにグリッドの位置を知らせる看板を持っているのだが、それも一貴は見落としていたという。

 また、岡山サーキットではスタンディングスタート用のポールポジションのグリッド前には、スーパーGT用で使われるグリッドがいくつかあり、一貴が行き過ぎてついたグリッドはそのひとつ。イレギュラーとも言えるグリッドペイントが、間違えてしまった原因なのかもしれない。

 しかし、最後尾に回って以降はスタートもよく、レースペースにも手応えを感じていたという一貴。14周目にはファステストラップを記録している。

「(テールランプ破損については)スタート直後の混戦で当たった感じはなかったのですが、走っているうちに壊れていて、バランスがおかしくなってピットに報告したらオレンジボール旗が出たので、そのままピットで修復することになりました」

「今回はスタートも良かったし、ペースも良かったし、勝たなきゃいけないレースでしたね。クルマは予選も決勝も速かったので、それは明日に向けてポジティブに捉えていいかなと思います。明日はリベンジしないとまずいので。明日、また頑張ります」

 今回は残念な結果に終わってしまったが、明日のレース2はすべて仕切り直しで予選と決勝がまた行われる。土曜日のミスの償いを、一貴は日曜日にどんな走りで取り戻すのか。

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