●残り5戦に向けた期待も膨らんだ岡山戦
 今回の岡山戦で繰り広げられたふたりのバトルでは、参戦2戦目にして表彰台を獲得した可夢偉の速さとともに、地の利も活かして冷静に勝利をものにした石浦のレベルの高さも改めて浮き彫りになった。

 もちろんスーパーフォーミュラには、これまでも国内外のトップドライバーが参戦してきており、ニューマシンのSF14によって、昨年も見応えのあるハイレベルなレースが展開されていた。ただし今年は、昨年までF1で活躍し、日本のサーキット、そして日本のレースを良くも悪くも”ほとんど知らない”可夢偉が登場。今回はその可夢偉が暴れたことで、シリーズ全体が良い意味でかき乱された。

 この岡山は可夢偉にとって、これまでSF14で4日間の走行を行っているだけに、比較的経験のあるサーキット。ここできっちりと結果を残した可夢偉だが、可夢偉車を担当する山田健二エンジニアがレース後に「クルマも調子は悪くなさそうでしたし、タイヤの状態も非常に良かったので、やっぱり悔しいですね」と話した通り、もちろん目指すは表彰台のいちばん上だ。今後は走行経験のない、もしくはほとんど記憶にないサーキットも登場するが、その状況の中で可夢偉がどのように暴れ、それによって生じた波に乗って今度は誰がその速さを見せることになるのか。7年ぶりの岡山戦は、今季の残り5戦に向けて非常に期待の膨らむ1戦となった。

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