体力的な要求に関しても「コーナリングスピードが一気に上がり、ステアリングも重たくなるため、マシンがスライドした際の修正舵を加える際に強い体幹が必要になります。これはドライブする度、徐々に鍛えられるんですが、ステップアップした直後はみんな『これでレースを戦えるのか!?』と思うほど衝撃を受けると思います」と明かした。

 また、スーパーフォーミュラの高いスピード域が与える視覚的な影響はどの程度なのか聞くと、「SFに乗った後に、乗用車に乗ると体感速度がとても遅く感じる。危ないから行き帰りは新幹線です(笑)」と語る。【SFの魅力を考察】仕事場はコックピット。ドライバーの過酷で魅力的な世界

 石浦は2014年に復帰するまで、国内トップフォーミュラでは2年間のブランクがあった。復帰初年度の2014年シーズン開幕前の3回のテストのうち、最終日の午後に視覚的な変化があったという。「鈴鹿のS字が急に見えるようになったんです。それまでは、頭でコーナーを認識する前に、そのコーナーを通り過ぎてしまう感覚でした。例えば、クリップに付きたいのに、縁石の端まで行けてないんです。考えている間にすぐ次のコーナーが来るので、マージンを残さざるを得ませんでした」

「ですが、急にコーナーが見えるようになって、F3に乗っている時と変わらない感覚になっていました。今は、縁石が見えているから、考えたとおりにクリップにつける。スピード感覚がゆっくりに感じているんです。SF14は本当に動きが軽くて、狙ったとおりのラインを走れる、これぞフォーミュラという乗り物」だと語った。

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